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急性呼吸促迫症候群の診断と治療戦略における高分解能CTの意義に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14770482
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionSt. Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

松本 純一  聖マリアンナ医大, 医学部, 助手 (50339884)

Project Period (FY) 2002 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2004)
Budget Amount *help
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2003: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2002: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords急性呼吸促迫症候群(ARDS) / 高分解能CT(HRCT)
Research Abstract

本研究の目的は、ARDSの治療戦略における高分解能CTの意義を検討することである。
対象は、2001年5月から2004年3月までの35ヶ月間にARDSと診断された症例のうち、診断時から経時的に高分解能CTの経過を追うことが可能であった52例(男性31例、女性21例、平均66.7歳)である。検討は後ろ向きに行い、検討項目は、(1)改善例と非改善例における画像所見の経過、(2)血中炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-1、IL-6、IL-8、IL-10)の推移と画像所見の比較、である。
改善例においては、浸潤影とスリガラス状陰影が高度な構造改変を残すことなく消退する傾向がみられた。スリガラス状陰影は、改善傾向にある時は内部の網状陰影が目立たず、比較的均一である傾向がみられた。牽引性気管支拡張は、改善例では非改善例と比べて頻度が低く、あっても軽度であった。非改善例においては、背側優位の浸潤影の頻度が高く、また程度も強かった。スリガラス状陰影の範囲は広い傾向がみられ、内部に網状陰影がみられることが多かった。
現段階では、特定の血中炎症性サイトカインの経時的変化とCT所見の経時的変化との間に明らかな関連を見いだすことはできなかった。
高分解能CTは、病勢の推移や合併症の有無を形態変化として明瞭に描出してくれることから、血液ガス分析とともに診断から治療効果判定や治療方針決定に有用であると考えることができるが、臨床的意義を確立するためには病理学的検討を含めた更に進んだ解析が必要と思われる。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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