白血病における新規の補助刺激分子B7-H1、B7-H2、B7-H3の発現と機能
Project/Area Number |
14770542
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Hematology
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
田村 秀人 日本医科大学, 医学部, 助手 (70256949)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2004: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 補助刺激分子 / B7 family / 白血病 |
Research Abstract |
多種造血器細胞株(Jurkat、K562、KG-1、BALL-1、K051、SAS413、KML-1、U937、KU812、HL60、OIH-1、Dami)の新規B7分子群mRNA発現をRT-PCR法で、細胞株およびAML初発患者、骨髄異形性症候群から白血化した患者(MDS/AL)の白血病細胞上B7分子群の発現をフローサイトメーターで観察し,血液学的データや予後との関連を検討した。 B7-H1 mRNAはK562で、B7-H2 mRNAはJurkatで発現が欠如してたが、どちらも他の細胞株で発現を認めた。AML初発患者では、B7-2発現は平均28.9%、58症例中23例(39.7%)で陽性、B7-H2発現は平均15.3%、59症例中10例(16.9%)で陽性であった。B7-1、B7-H1陽性例はほとんどなかった。B7-2陽性例では陰性例と比較し、診断時白血球数が有意に高値であった。B7-H2陽性例と陰性例間では特に血液学的データの差はなかった。B7-2陽性例、B7-H2陽性例では陰性例と比較し有意に生存期間が短かく、B7-2、B7-H2が共に陰性の症例では、他の症例に比べ有意に予後良好であった。MDS/AL患者ではB7-1、B7-2、B7-H2は陰性、B7-H1は9症例中2症例(22.2%)で陽性で、初発AMLと発現の相違を認めた。 B7-2/B7-H2陽性AML細胞株U937およびAML患者白血病細胞を用いて、AML細胞上B7分子のCD4^+T細胞の増殖およびサイトカイン産生に及ぼす影響をin vitroで解析した。抗ICOS、抗B7-2中和抗体によりB7-2/B7-H2陽性AML細胞のCD4^+T細胞増殖作用の抑制とIL-4、IL-10産生抑制を認めた。 B7-2、B7-H2はともにAMLの予後不良因子であり、これらの分子がサイトカインなどを介し抗腫瘍効果を抑制する可能性が示唆された。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)