Project/Area Number |
14770580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Embryonic/Neonatal medicine
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
高橋 一浩 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50338969)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | 膜電位依存性Kチャンネル / 肺血管 / 酸素 / 血管平滑筋 / 肺動脈 / カリウムチャンネル / 新生児 / 低酸素 |
Research Abstract |
本研究では未熟な胚血管平滑筋細胞における膜電位依存性Kチャンネルの遺伝子の発現をあきらかにし、酸素感受性の膜電位依存性Kチャンネルの発達に伴う変化を明らかにした。 肺動脈のうち、主肺動脈と抵抗血管を用いて、パッチクランプ法を用いて胎仔、新生仔,成獣家兎の肺動脈平滑筋細胞で膜電位依存性(酸素感受性)K電流を測定した。 実験動物:生後5日の新生仔家兎と生後6-12カ月の成獣家兎を用いた。実験標本:主肺動脈および径100-200ミクロンの肺動脈より単離した平滑節細胞をもちいてパッチクランプを行った。膜電依存性(酸素感受性)K電流は主肺動脈にはほとんど存在しないことがわかった。抵抗血管には膜電位依存性(酸素感受性)K電流は存在し、新生仔では成獣に比べ有意に大きいことがわかった。 PCR法、ノーザンブロット法、In situ hybridization法を用い、肺動脈平滑筋細胞における膜電位依存性Kチャンネル遺伝子の発現を調べた。膜電位依存性K電流Kv 1.5,2.1は主肺動脈にはほとんど存在しないことがわかった。抵抗血管には膜電位依存性Kチャンネルは発現しており、その発現は新生仔では成獣に比べ有意に大きいことがわかった。 卵母細胞:アフリカツメガエルの卵母細胞にKチャンネルのmRNAを注入し、灌流液の酸素濃度を変化させた。卵母細胞に発現した膜電位依存性K電流Kv 1.5,2.1は酸素感受性を持っていることがわかった。
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