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ラット同所性全小腸移植拒絶反応における陰窩細胞とGALTへのアポトーシスの検討

Research Project

Project/Area Number 14770629
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General surgery
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

朴 英智  日大, 医学部, 助手 (70318426)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords小腸移植 / 急性拒絶 / アポトーシス / Fas / Fas-L
Research Abstract

ラット同所性全小腸移植後の結果で、病理組織学的所見(H&E)では同種群の3日目までは同系群と比較し変化はなかった。5日目より、粘膜固有層の小円形細胞浸潤と陰窩の上皮細胞のアポトーシスを散見し、急性拒絶反応の特徴的所見を呈した。7日目には、粘膜固有層の小円形細胞浸潤は増強し、上皮の脱落、絨毛の平低下、鈍化が著明となり、拒絶の進行を示唆した。パイエル板は同種群においては、3日目よりT細胞領域の拡大を認め、芽球化したリンパ球の割り合いが増加した。7日目にはパイエル板の多くは組織球に置き換わっていた。
陰窩細胞とパイエル板胚中心におけるISEL陽性細胞は3日目、5日目、7日目ともに、同系群より同種群(急性拒絶群)が有意に高値であった。また、陰窩細胞とパイエル板胚中心におけるFas/Fas-Lの発現は7日目には同系群に対して同種群は有意に強い発現を認めた。
これは急性拒絶におけるアポトーシス細胞は移植後3日目より出現しているのに対して、Fas/Fas-L陽性細胞の出現は遅れて移植後7日目に出現していることがわかった。臨床的に小腸移植後早期の予後を大きく左右するのは急性拒絶の結果の腸管粘膜防御機構の崩壊による敗血症であり、小腸移植後の急性拒絶晩期(7日目)においてFas/FasLが急性拒絶におけるアポトーシスの早期誘導因子でなく、起炎症性のサイトカインとして働く可能性があることがこの実験の結果推測された。

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 朴 英智: "腸管不全症例の肝機能障害におけるinterleukin-18に関する検討"静脈経腸栄養. Vol17.No4. 107 (2002)

    • Related Report
      2002 Annual Research Report

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Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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