マウス大腸癌肝転移に対する血管新生抑制機構を介した腫瘍増殖および肝転移抑制
Project/Area Number |
14770654
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小澤 修太郎 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (50245221)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | VEGF / サリドマイド / 血管新生 / 大腸癌 / 肝転移 / マウス |
Research Abstract |
【目的】マウス大腸癌肝転移モデルに対するサリドマイドの全身投与を施行。この治療効果が血管新生制御を介した物であることを確認。更に本治療における最適の治療計画を確認。 【方法Exp.1】マウス大腸癌CT-26細胞を脾臓に移植。移植後、7日目よりサリドマイドの腹腔内注射を4日間連日で施行(0mg、30mg、300mg/kg)。移植後14日目に肝転移数を各群で比較、転移性腫瘍を抗マウスCD-31,VEGF抗体を用いた免疫組織学的染色を用いて解析。 【結果Exp.1】サリドマイド300mg/kg投与群は治療期間中に全て傾眠傾向の後、呼吸停止を呈して副作用死。30mg/kg投与群は治療期間中に4匹副作用死したがコントロール群(0mg/kg)に比べ肝転移発現抑制が見られた。免疫組織学的染色では腫瘍内の微小血管新生、VEGFの発現抑制が見られた。 【結論Exp.1】サリドマイド連続投与により肝転移の抑制効果が見られた。効果はVEGF発現抑制を介した血管新生抑制と示唆された。多くのマウスが治療中に副作用死を生じたため今後、サリドマイドのdoseとtime scheduleを変えた更なる検討が必要と思われた。 【方法Exp.2】前回と同様にマウス大腸癌CT-26細胞をマウス脾臓に移植。サリドマイドの腹腔内注射を隔日で施行(0mg、3mg、30mg/kg)治療終了後、肝転移数を各群で比較。又、転移性肝腫瘍をCD-31,VEGF抗体を用いた免疫組織学的染色で解析。 【結果Exp.2】全マウスが本治療計画に耐えた。30mg/kg投与群はコントロール群に比し有意に肝転移の発現抑制が見られ、転移性肝腫瘍の免疫組織学的染色では腫瘍内微小血管新生の抑制、VEGFの発現抑制が見られた。 【結論】30mg/kgの隔日サリドマイド投与は本モデルにおいて最適投与計画であった。同群で肝転移の抑制効果が見られ、この治療効果はVEGFの発現抑制を介した血管新生抑制によるものであると示唆された。 以上の結果は今年度の第59回消化器外科学会総会にて発表予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)