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卵巣癌の抗癌剤感受性におけるp53AIP1およびp53依存性アポトーシスの意義

Research Project

Project/Area Number 14770838
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Obstetrics and gynecology
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山田 学  東大, 医学部附属病院, 助手 (20302713)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords卵巣癌 / 抗癌剤 / 化学療法 / アポトーシス / p53 / p53標的遺伝子
Research Abstract

1.開腹手術により得られた卵巣癌46検体について,p53AIP1の変異の有無をPCR-SSCP法を用いて調べた.その結果2検体のみに変異が認められた.その変異2検体のp53AIP1の塩基配列を調べたところ,変異はいずれもエクソン2のsilent mutationであったp53AIP1の2種類のアイソフォームα,βに共通するcoding regionについては変異を認めなかった.癌細胞においてp53の変異が高率に認められるのとは対照的に,p53の標的遺伝子の変異の報告例は少ない.p53AIP1についても今回検討した46検体のなかでは蛋白レベルでの変異は認められなかったため,卵巣癌の発癌においてp53AIP1はそれ自体の変異ではなくp53の発現異常に付随して機能が阻害されている可能性がある.
2.既存の卵巣癌細胞株において,HTOA株がp53を正常に発現していることおよびSKOV3株がp53を欠失していることが判明した.これらの細胞株に抗癌剤シスプラチンを曝露し,p53とp53AIP1の発現誘導およびシスプラチン感受性を検討した.野生型p53を持つHTOA株ではシスプラチン曝露後にp53およびp53AIP1の発現が誘導された.一方p53を欠失したSKOV3株ではシスプラチンを曝露してもp53AIP1ならびに他のp53標的遺伝子の発現は誘導されなかった.またHTOA株はSKOV3株に比べてシスプラチンに対して高い感受性を示した.卵巣癌におけるシスプラチンの感受性に対して,p53およびp53AIP1の発現誘導が関与している可能性がある.

Report

(1 results)
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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