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頭頚部癌浸潤におけるG-CSFリセプターとRhoファミリー蛋白発現の関与の検討

Research Project

Project/Area Number 14770890
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Otorhinolaryngology
Research Institution福井医科大学

Principal Investigator

都築 秀明  福井大学, 医学部附属病院, 講師 (90236927)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Keywords頭頸部癌 / G-CSFリセプター / Rhoファミリー蛋白 / 浸潤 / G-CSF
Research Abstract

過去に、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の受容体(G-CSFR)を発現している頭頸部癌患者の予後が悪いことが判明し、その原因としてG-CSFR発現癌細胞株の浸潤能の亢進を確認した。頭頸部癌患者サンプルの免疫染色によりG-CSFR発現とRhoA発現とが相関していたことから、癌浸潤の一機序として細胞骨格制御因子であるRhoファミリー蛋白の関与が考えられたため、今回の実験を行った。以下に解明された結果を簡潔に述べる。
1.G-CSFR発現頭頸部癌細胞株(T3N1)においてRhoAならびにRasの発現をウエスタンブロット法により確認した。
2.この細胞株に対してrG-CSF刺激を行いG-CSFRを介したRhoファミリー蛋白の活性化が生じるかどうかをEZ-DetectTMRho activation kit (PIERCE biotechnology)を用い検討したところ、刺激5,10,20,30分後のRhoAの活性化は証明されなかった。時間を伸ばし60分後を検討してみたが、活性化は認められなかった。一方、Rasの活性化が5,10,15分で証明された。活性レベルのピークは10分で訪れ、30分で減衰した。従って、Rhoファミリー蛋白へのシグナル伝達は、刺激後15分までの早い時期に生じると考えられた。細胞骨格制御の主をなすと考えられるRhoAへのシグナル伝達は認められなかった。形態学的変化も認められなかった。
3.rG-CSF刺激後のRasを介した癌細胞形態の変化、増殖能の亢進の有無について現在さらに検討中である。
4.ケモカインレセプターのCCR6およびCCR7から、RhoAおよびRasへシグナルを伝達している可能性を突き止め、検討中である。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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