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網膜ミクログリアのぶどう膜炎への病因的関与

Research Project

Project/Area Number 14770980
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Ophthalmology
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

松原 孝  関西医科大学, 医学部, 講師 (10278640)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords網膜ミクログリア / 実験的ぶどう膜炎 / ラット / フリーラジカル
Research Abstract

EAUの過程は局所での抗原提示,網膜へ活性化されたT細胞が浸入,網膜血管内皮による接着分子の発現やマクロファージや多核白血球が浸入し,様々な卵白障害酵素やフリーラジカルによる網膜破壊が始まる。一方,試験管内実験の研究では,活性化されたマクロファージがスーパーオキシド(O_2^-)過酸化水素(H_2O_2),酸化窒素(NO)のような活性酸素を産生すると報告されてきたので,これらの細胞がブドウ膜炎で活性酸素を産生する主な細胞とみられてきた。しかしながら,中枢神経系のミクログリアに類似する網膜ミクログリアにもマクロファージと類似した貪食能や様々なサイトカインの産生する機能を有するかもしれない。そこで活性化されたミクログリアが,生体内のぶどう膜炎において細胞障害的な発症の関与を明らかにするため活性酸素の産生能をみる。
ルイス系ラット網膜からミクログリア細胞を分離し、同実験動物の血液から単球を分離する。
シトクロムC法にて、それぞれの細胞から産生するO_2^-を、光検出器で測定する。ミクログリアと単球にLipopolysaccharide(LPS,1.0μL)を反応させてよGriess反応を使ってNOを経時的に測定する。パーオキシナイトライト(ONOO^-,peroxynitrite)の産生を確認のためLPSで刺激した細胞を,Locke液で30分反応させた後,共焦点顕微鏡で観察する。
LPSにて刺激された網膜ミクログリアは,経時的にマクロファージと同様にO_2^-,NO, ONOO^-の抗酸化物質を産生が測定され,単球よりも産生能が強い傾向にあった。
中枢神経系のミクログリアに類似する網膜ミクログリアにも,マクロファージと類似した貪食能や様々なサイトカインの産生する機能を有するので生体内のぶどう膜炎において細胞障害的な発症に関与することが示唆された。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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