Research Project
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
(平成15年度)1.全ての実験群は終了し、得られたデータを収集した。(得られたデータの内訳)1.全身的観察(観察項目)老化度、摂水量、摂餌量、体重(観察方法)老化度・・・Grading Score Systemを用い、外観および行動性から11項目に分け、各項目に評価点を与えてその合計点数で評価する2.病理組織学的観察(観察項目)下顎頭頭頂部の表層・増殖層・軟骨細胞層の厚さ、軟骨細胞数(観察方法)ジエチルエーテルで屠殺後、10%中性緩衝ホルマリン溶液(ph7.2)で固定し、10%EDTAで脱灰しパラフィンに包埋した後、6μmの下顎頭の前頭断方向の連続組織切片を作製した。ヘマトキシリン-エオジン染色、PAS-Alucianblue染色を施し、光学顕微鏡下で下顎頭碩頂部を観察した。計測には、デジタル画像解析システム VIDAS VlDEOPLAN (KONTRON社製) を使用した。2.抜歯群と非抜歯群において、下顎頭の各層の厚さ及び軟骨細胞数をWeltch's testを用いてp<0.01を有意差ありとして比較検討した。3.結果として、増殖層の厚さ、軟骨細胞数では加齢及び抜歯群において有意に減少していた。今後さらに解析を進めて、国際歯科学会誌に論文を投稿する予定である。