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咬合重心の偏位が姿勢制御に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 14771198
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 矯正・小児・社会系歯学
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

飯塚 康之  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (80311934)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥200,000 (Direct Cost: ¥200,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Keywords咬合重心 / 姿勢制御 / デンタルプレスケール / 重心動揺 / 筋電図
Research Abstract

【目的】不正咬合者において認められることの多い咬合重心の偏位が、直立時の姿勢制御に対してどのような影響を及ぼしているかを解明することを目的とした。
【方法】研究協力の同意が得られた神経耳科学的に異常が無く、歯痛および顎関節の疼痛ならびに偏咀嚼のない健康な成人男子35名を対象とした。咬合重心の偏位は、咬頭嵌合位で5秒間最大噛みしめしたデンタルプレスケール50H Type R ((株)富士写真フイルム)をオクルーザーFPD-703((株)富士写真フイルム)を用いて分析して判定した。この結果をもとに対象者をコントロール群17名,偏位群18名に群分けした。直立時における姿勢制御の評価のために重心動揺システムG-5500GRAVIANALYZER Ver. 2.03B ((株)アニマ)を用い、閉眼時の安静時ならびに最大噛みしめ時における重心動揺を計測し総軌跡長を求めた。同時に、下顎骨ならびに全身の姿勢制御に関わっていると考えられる咬筋,側頭筋前腹,腓腹筋の筋電図をポリグラフPEG-1000 (日本光電社製)を用いて同時記録し、総軌跡長と筋電図積分値を2群間で比較した。
【結果】安静時における総軌跡長は、統計的有意差は無いもののコントロール群が85.44±27.74 cm (Mean±S.D.)であるのに対して偏位群は104.82±43.60 cmと大きく、最大噛みしめ時においてもコントロール群が94.49±27.86 cmであるのに対して偏位群が104.11±38.51 cmと大きかった。筋電図積分値は、個人間でのばらつきが大きく、3筋ともにコントロール群、偏位群の間に特徴的な傾向は認められなかった。
【考察および結論】咬合重心の偏位は、平衡維持機能の受容器に近接している下顎頭を介し、内耳前庭迷路系を通して姿勢制御機構に影響を及ぼしていると思われ、従来から指摘されている咬合位の変化直後のみならず、慢性的に咬合重心が偏位している状態においても直立時の姿勢制御に影響を及ぼしていることが示唆された。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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