電位依存性カリウムチヤネル機能制御分子と平滑筋機能異常
Project/Area Number |
14771290
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
大矢 進 名古屋市立大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (70275147)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | カリウムチャネル / 平滑筋 / 門脈 / KCNE / KChIP / 電気生理学 / クローニング / 平滑筋機能異常 / 機能制御分子 / RT-PCR / パッチクランプ法 |
Research Abstract |
本研究では、電位依存性カリウムチャネル機能制御分子のうち、心筋、神経においてQT延長症候群、癲癇に関与する電位依存性カリウムチャネル、ERG1-3、KCNQ1-5の機能制御分子、KCNE1-5と早期不活性化カリウムチャネルKv4.3の機能制御分子KChIp-4の平滑筋機能における役割について検討した。 門脈は自動収縮を惹起する組織であり、その機能調節には心筋と向様にK^+チャネルが重要な役割を果たしている。本研究では、マウス門脈平滑筋に発現する新規KCNQ1スプライスバリアント、KCNQ1bをクローニングし、その電気生理学的特性について検討した(「研究発表」参照)。その結果、心筋ではKCNE1がKCNQ1aの機能調節しているのに対して、門脈平滑筋ではKCNE3がKCNQ1bの機能調節を行っていることを見出した(「研究発表」参照)。心筋KCNQ1、KCNE1においてloss of functionを伴なう遺伝的変異が報告されている。本研究において、KCNQチャネルの特異的阻害薬、linopirdineにより門脈平滑筋における活動電位幅が顕著に延長したことから、門脈血行異常症にもKCNQ1bやKCNE3の遺伝的変異が関与する可能性がある。 本研究課題において、消化管平滑筋においてKChIPサブタイプのうち、KChIP1,KChIP3が発現することを前年度報告した。本研究では、Kv4.3のC末端細胞内領域にアミノ酸点変異体を導入することにより、Kv4チャネルの電位依存性に寄与する正電荷アミノ酸を見出し、KChIPはN末端と相互作用するだけでなく(An F. et al.,Nature,2002)、C末端とも機能的に相互作用することを見出した(「研究発表」参照)。最近、国際共同研究によりL(米国カリフォルニア大学サンディエゴ校、Wayne Giles教授)、KChIP欠損マウスを用いて平滑筋機能異常に関する研究を開始した。
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Report
(2 results)
Research Products
(11 results)