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高齢者における結核再燃の実態調査及び再燃予防対策の検討

Research Project

Project/Area Number 14771369
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 基礎・地域看護学
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

白井 文恵  大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50283776)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywords単球 / マクロファージ / BCG / IL-10 / IFN-γ / 肺結核症患者 / BCG菌 / 活性窒素
Research Abstract

ヒトは結核菌に感染しても必ずしも発病せず、生体内の状態が結核発病に直接関与していることを示している。言い換えれば、何らかの介入を行うことにより、発病を阻止できるものと考えられる。結核菌は、生体内では単球/マクロファージ(MΦ)内で増殖する。この単球/MΦ内の結核菌増殖を阻止するメカニズムを明らかにすることを目的とした。
ヘパリン末梢血よりRosetteSep^<TM>を用いて精製分離した単球にBCG菌(東京型)を食菌させたところ、健康成人の単球の食菌量には個人差があることがわかり、食菌効率は100%から10%以下と食菌量の低い単球も見られた。女性の単球は男性に比べて食菌量が低い傾向にあった。単球をGM-CSFと共に5日以上培養することにより分化させた肺胞型マクロファージに於いてもBCG菌の食菌量は、単球ほどではないが個人差がみられた。更に、健康人由来の単球及びMΦに取り込まれたBCG菌へのIl-10の影響を調べた。食菌させた日から5日後に細胞内に生残したBCG菌数を測定したろころ、IL-10を加えるとBCG菌は細胞内で増殖が促進することが分かった。次に、食菌の前にIL-10をかけた単球/MΦについて追跡した。IL-10で前処理した細胞にBCG菌を食菌させたところ、食菌効率が減少し、その後にIFN-γで細胞を活性化させてもBCG菌を殺菌できなかった。
以上のことから、IL-10処理された単球及びMΦは、非常に結核患者由来のものに反応性が似ていることが分かった。IL-10処理によって、何故、単球/MΦがIFN-γに対する応答性を失うのか現在のところ不明であるが、このIFN-γに対する応答性を回復させることが結核発病を阻止する鍵であろうと考えられた。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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