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医療依存度の高い患者を抱える家族の在宅継続を支援する看護者の臨床判断と介入方法の抽出

Research Project

Project/Area Number 14771388
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 基礎・地域看護学
Research InstitutionKochi Women's University

Principal Investigator

川上 理子  高知女子大学, 看護学部, 講師 (60305810)

Project Period (FY) 2002 – 2004
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords医療依存度の高い療養者 / 在宅療養 / 家族支援 / 家族のレスパイト / 在宅中心静脈栄養法 / 経腸栄養法 / 訪問看護 / 在宅療養継続要因 / 家族の力
Research Abstract

人工呼吸器・腹膜還流透析・HOT・胃医療依存度の高い在宅療養者とその家族への看護を行っている訪問看護ステーション所長・スタッフにインタビューした結果、看護者の行っている臨床判断として「療養者の身体症状の変化」「療養者のADL能力の変化」「介護者の健康状態」「介護者の介護力」「介護者の意欲」「生活状況の変化」「家族の経済状況の変化」があげられた。
訪問看護師は、長期にわたって関わることで小さな変化をキャッチすることを重要視していた。そして医療依存度の高い療養者とその家族に対し、状況の改善や回復を望むのではなく、「安定した生活の持続」「日常性の維持」を目標に関わっており、悪化に対し予防的介入方法を用いることによって「変化しないこと」を肯定的に評価していることが明らかになった。
訪問看護師の在宅継続を支援する介入方法は「予防的病状管理」「生活状況のモニタリング」「家族の主体性の尊車」「家族のエンパワメント」「家族のレスパイト支援」であった。数年〜数十年続く在宅療養者の身体状況や病状に対し、「拘縮予防」「誤嚥・肺炎予防」「褥瘡予防」といった「予防的病状管理」を行いながら、家族全体の「生活状況をモニタリング」し、何か変化があったときの対処法を選択する際には「家族の主体性を尊重」する関わりを行っていた。また、介護者の介護力・意欲を継続・向上できるよう「エンパワメント」しながら、必要時には、「家族のレスパイトを支援」していた。
訪問看護師は、在宅継続を長期間のスパンで考え、療養者の入院については、家族の主体性を尊重し、家族がレスパイトする機会であると評価し、必ずしも在宅だけでの療養ではなく、入院その他のサービスを利用しながら継続することを支援している。在宅継続にとって介護者である家族の「レスパイト」は非常に重要な介入方法であるが、現在そのための資源は十分とは言えず、今後の課題であると考える。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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