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救急外来受診患者の家族の不安の影響要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14771418
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical nursing
Research InstitutionKyushu University (2003)
佐賀医科大学 (2002)

Principal Investigator

川上 千普美 (野中 千普美)  九州大学, 医学部, 助手 (00336124)

Project Period (FY) 2002 – 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywords救急外来 / 救急看護師 / 患者家族への配慮 / 家族のニーズ / 不安 / 患者家族
Research Abstract

【研究目的】前年度に明らかになった家族の不安やニーズの結果を踏まえ,本年度の研究目的を,救急看護師が患者/家族の不安の軽減やニーズを満たすために,どのような配慮を行っているのかを明らかにすることとした。
【研究方法】救急外来/救命救急センターに勤務する看護師を対象に,無記名郵送法にて構成的質問紙調査を行った。調査内容:(1)家族が患者の診療を待つ間,気になっていることとして明らかになった,医療従事者の話し声・話の内容・走る動作,待ち時間について,配慮の有無を5段階で調査した。(2)また前年度の家族のニーズの結果と対応させ,説明に関する項目,プライバシー,待合場所の環境,付き添いの家族への身体面/情緒面への配慮など18項目について,5段階評価で調査した。
【結果】対象者は100名で,平均年齢32.2±7.7歳,女性92名,男性8名であった。スタッフナース32名,リーダーナース51名,副看護師長8名であった。(1)家族が患者の診療を待つ間気になっていることについて,最も看護師が配慮していたことは,「待ち時間の説明(いつも/だいたいしているで95%)」であった。一方,前年度で72.1%の家族が気になるとした「医療従事者が走ること」に対して,走らないようにしていると答えた者は51%のみであった。「声の大きさ」や「話の内容」に配慮していている者は62%,70%であった。(2)次に,患者/家族のニーズを満たすために,救急看護師が最も配慮していたのは,「わかりやすい言葉での説明」や,「患者/家族のプライバシーを守る」ことで,93%,94%がいつも/だいたいしていると答えた。「わかりやすい言葉での説明」は家族のニーズでも最も順位が高く,一致した結果となった。家族の不安やつらい思いに耳を傾けるなどの「家族への情緒的支援」や「身体面への配慮」を行っている看護師は65%および77%であり,家族に対する配慮への意識が高かった。その一方で「医療費の概要」が知りたいとした家族が88%であったのに対して,説明をしていると答えた看護師は22%のみであった。
今後も,救急医療サービスの向上のために,2年間の研究結果に加え,さらに救急患者の受療満足度や救急看護師のメンタルヘルスの側面等,多側面から検討を重ねていく予定である。

Report

(2 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • 2002 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 川上千普美, 松岡緑: "救急外来受診患者の家族の不安に影響を及ぼす要因に関する研究"福岡医学雑誌. 95巻・3号(発表予定). (2004)

    • Related Report
      2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2002-04-01   Modified: 2016-04-21  

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