Project/Area Number |
14780139
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
教科教育
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
磯崎 尚子 富山大学, 教育学部, 助教授 (70263655)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 家庭科教育 / キャリア教育 / 健康と社会福祉 / 自己理解 / 自己開発 / キャリア探究 / キャリア・マネージメント / アメリカ合衆国 / 消費者教育 / イギリス / GNVQ / 学習指導要領 |
Research Abstract |
本年度は、これまでの総括に関わり、まずイギリスのGNVQ(国家一般職業資格)における「Health and social care」について、再度検討し直した。そして、そこからわが国の家庭科教育への示唆を得て、カリキュラム編成のための視点を明らかにした。 その結果、(1)自分自身を理解し、自分に及ぼす影響について理解する。《自己理解・自己開発》、(2)学習と労働の機会を探究する。《キャリア探究》(3)キャリアに関する学習の移行を管理するための計画を立案し適合させる。《キャリア・マネージメント》の3つの枠組みを、小学校から高等学校までの家庭科教育において設定することが重要であると考えた。それは、キャリア教育を重視した家庭科教育のカリキュラムの一貫性を保証する観点から、また、新しい「将来の市民のため(for citizenship)」という視点の設定の必要性から、である。 そして、現行の家庭科教育の内容に関して、本研究においては、「健康と社会福祉」の視点から一部改編することが可能であるとした。これは、「健康と社会福祉」において、個人の成長と発達に関わるさまざまな要因、家族関係や地域社会との関わり、社会福祉など、これまでの家庭科教育の内容も学べること、また、健康に関する、あるいは社会福祉に関する職業へとアクセスすることが可能になるためである。この内容を、小学校から高等学校までの家庭教育の一貫性を持った内容とし、児童生徒の発達段階に合わせて、《自己理解・自己開発》《キャリア探究》《キャリア・マネージメント》の視点から、カリキュラムを再構築することが有効であると結論づけた。
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