柔構造型クラスタ環境を実現するための共有メモリ機構に関する研究
Project/Area Number |
14780231
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
大西 淑雅 九州工業大学, 情報科学センター, 講師 (50213806)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
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Keywords | FPGA / ハードウエアDSM / クラスタコンピュータ / PCI / 柔構造性 / 通信機能付メモリ / 大規模分散システム / 大規模並列計算 / ハードウェアDSM / 通信機能付きメモリ / ギガビット通信 |
Research Abstract |
本研究では、クラスタ環境の高性能化を実現するために、クラスタコンピュータに適したハードウェアDSM(分散共有メモリ)に関する研究を行っている。このハードウェアDSMを提供するDSMボードは、一般的なバスインターフェースに搭載可能なDSMボードであり、次世代バスインターフェースの規格を考慮して開発を進めてきた。高性能な共有メモリ機構をDSMボード上に組み込むことが容易に実現できるため、FPGAの特徴を活かした「柔構造性」についても研究を進めてきた。 平成14年度に機能設計を行ったDSMボード(PCI版)の動作確認を、平成15年度も引き続き行いつつ、高性能FPGAデバイス(Virtex-II Pro)によるDSMボードの設計も検討した。その結果、通信インターフェース部分に関しては、Virtex-II Proによる動作確認を実施した。なお、「柔構造性」に関しては、タスクのノード配置や通信最適化、動的・静的に行うスケジューリングなどについて検討し研究成果を公表した。 また、利用者が望むクラスタ構成と機能を自由に変更するための「情報」を取り出す仕組みを、大規模な分散システム(ディスクレスLinux端末)をベースに検討した。この分散システムは、柔構造型クラスタ環境のモデルとなるように設計開発した大規模分散システムである。分散システム上のメモリやCPUといった資源情報を、この分散システム上で収集し、分散システムの構築と運用という形でその結果を公表した。 なお、柔構造型クラスタ環境の「柔構造」に関しては、アプリケーションレベルからの検討を行ってきたが、モデル的な調査や検討がさらに必要であることが判明した。本研究を実施することで、FPGAを利用したDSMボードを試作し、「柔構造性」に関して様々な角度から検討することができた。つまり、柔構造型クラスタ環境の実現に向けた共有メモリ機能の基礎的な成果をあげることができた。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)