関数型言語記述に基づくコード最適化共通フレームワークの研究
Project/Area Number |
14780241
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
計算機科学
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
滝本 宗宏 東京理科大学, 理工学部, 講師 (00318205)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | コンパイラ / コード最適化 / 関数型言語 / データフロー解析 / コンパイラ共通基盤 / VLIW / 要求駆動型 / 疎な解析 / 最適化 / コンパイラ・インフラストラクチャ / ソフトウェアパイプライニング / 投機実行 |
Research Abstract |
1.本研究は,コード移動に基づく最適化一般に対して,データフロー解析の共通な枠組みを,カスタマイズしやすい形で実現する.本研究の目的は次のとおりである. i.オブジェクト指向記述が可能な関数型言語によって,コンポーネントからなる変更が容易なコンパイラを記述する. ii.コンパイラの各コンポーネントを組み合わせて,基本最適化や新しい最適化を実現する. iii.VLIWアーキテクチャ用の最適化や並列プログラム用の最適化を実現する. 2.平成16年度に得られた成果は次のとおりである. i.コード最適化の解析に用いられるデータフロー解析を要求駆動型で実現する際に,制御フローグラフの深さに相当するランクに基づいて,訪問する必要がないプログラム点を予測し,それらのプログラム点を飛び越すことによって,効率的な解析を実現する手法を開発した. ii.iの手法を発展させて,必要に応じて効率よく部分冗長な式を発見する質問伝播という手法を開発した. iii.コンパイラ共通基盤上で,VLIWアーキテクチャの1種であるItaniumのコード生成器を実現した.木で表現した中間表現上で,各命令に対応する中間表現断片を割り当てていく過程を利用して,幾つかの命令レベル並列性を抽出する.
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)