3者対話の収集と分析に基づくネットワーク会話支援エージェントの構築
Project/Area Number |
14780287
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Intelligent informatics
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
河野 恭之 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (90324970)
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Project Period (FY) |
2002 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 音声対話 / ネットワークコミュニケーション / 対話コーパス / 話題生成 / 複数人対話 / 介入モデル / モバイルインタフェース / ユビキタスコミュニケーション / モバイルインターフェース |
Research Abstract |
雑談では客観的情報のやりとりに加えて,それらの情報に対する各参与者の意見や評価といった主観的情報のやりとりが行われている.従って雑談の分析を行うには客観的情報と主観的情報を組み合わせて記述できる必要がある.しかし,主観的情報は発話の表層に明示的に現れているとは限らないため,客観的に抽出することは難しい.そこで本研究では会話分析における連鎖分析の手法を用い,評価発話とその前後の発話から構成される評価連鎖を分析対象とし,発話間の関係からやりとりされている主観的情報を形式的に記述することを試みた.そして,雑談に含まれる評価発話の特徴を明確化すると共に,評価連鎖の内部構造を客観的に分析するための記述方法を提案した.具体的には,雑談に含まれる評価連鎖を分析し,連鎖構造の基本的な形の分類を行った.その結果を基に評価連鎖の構成要素フレームを定義し,実際の対話から抽出した評価連鎖部分の内部構造を記述して属性値の制限や妥当性についての考察を行った.今後はルールの整備を行い,記述された評価連鎖構造を分析することで,後続連鎖を参照せずに評価対象の導入時点を推定する方法について検討していく.
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)