空間的編集を施した行動記録映像の提示方式に関する研究
Project/Area Number |
14780327
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
情報システム学(含情報図書館学)
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Research Institution | Future University-Hakodate |
Principal Investigator |
戸田 真志 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (40336417)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 大容量映 / エピソード記録映像 / 空間編集 / ヘッドマウントカメラ / 記憶想起 / 検索機構 / 大容量映像 / エピソード映像記録 / 生活スタイル / ストーリー形式 |
Research Abstract |
本研究では、多量の映像データを効果的に閲覧するために、一連の映像データから抽出された代表的なシーン群を空間的に編集し提示する仕組みについて検討している。映像データとしては、人間の長時間の渡る日常生活の行動記録、具体的には、ユーザの頭部に装着した超小型カメラからの映像を扱う。 ユーザの、膨大な映像記録データからの必要な情報の獲得を支援する仕組みは大きく2つに大別されよう。1つはユーザが情報を受け取りやすいように映像記録で0タを取捨選択あるいは構造化する仕組み、すなわち要約の仕組みであり、昨年度研究を実施した。もう1つは、記録映像データの中からユーザが必要な情報を抽出するための機構、すなわち検索の仕組みである。本年度は、後者の検索機構に注目し、システムの設計とプロトタイプの実装を行った。 我々が日常生活の中で記憶を辿る時、きっかけ(検索キー)とそれに関連する情報の抽出・呈示、という一往復のみのオペレーションで完結しているわけではない。ちょっとしたきっかけから抽出された情報は、それ自体あるいはその一部が次の検索キーとして機能し、次々と検索活動を繰り返す、いわゆる連想、という活動の中で、ユーザの記憶は徐々に明らかになっていく。すなわち、日常生活映像に対して、様々な観点からの検索を繰り返すことで、いわば「芋づる式に想起」している。本年度は、このような人間の記憶想起のメカニズムと忠実に再現できる検索機構とそのインターフェースを実装した。我々の取得している日常生活記録映像には、先行の研究成果により「場所」「行動」といった複数個の属性データが付与されている。今回のシステムでは、ユーザが検索する毎に、この属性データを切り替えることで、毎回異なる観点からの検索活動を実現したものである。システムはCGIの仕組みを利用したWebアプリケーションとして開発した。また、本システムを日常生活映像に対して適用し、その効果を検証した。
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Report
(2 results)
Research Products
(20 results)