Project/Area Number |
14780402
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Nuclear engineering
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
吉田 浩司 山形大学, 理学部, 講師 (80241727)
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Project Period (FY) |
2002 – 2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2002: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | フッ化鉛 / PbF_2 / γ線 / チェレンコフ結晶 / 中性子線 / 鉛ガラス |
Research Abstract |
(1)高エネルギー電子ビーム実験の解析 KEK-PSのπ2ラインでおこなったビーム実験の解析を引き続きおこなった。特に以下の2点について、コンピュータシミュレーションも含めて詳細に検討した。 ◇エネルギー分解能データでみられるノイズ項の存在 通常のシンチレータ結晶では観測されない大きなノイズ項があることが判明した。これが光電子増倍管などの回路系によるものなのか、結晶本体によるものなのか考察した。 ◇応答直線性に見られるゼロ点付近の性質 データは良い直線性を示していたが、ゼロエネルギー付近では原点を通らなかった。この特性はGEANT4などのシミュレーションでも見られるが、実験結果は計算値からかけ離れたものになっている。上記との関連性も含め研究した。 (2)γ・中性子線・K^O応答のコンピュータシミュレーション GEANT4やEGS4などのシミュレーションコードを用いて、結晶形状、他物質との組み合わせ、粒子ビーム条件など、さまざまなパラメータに対する応答特性を研究した。 (3)放射線源や宇宙線を用いた応答特性の測定 PbF2,鉛ガラス,PWO4,BSOなど種類の異なる結晶について実測し比較した。今年度は中性子線源Am-Beを購入した。中性子に対する応答特性も今後研究していく。
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