Foxn1転写因子により発現調節される胸腺特異的遺伝子の同定と機能解析
Project/Area Number |
14780529
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Molecular biology
|
Research Institution | College of Medical Technology Meiji University of Oriental Medicine (2003-2004) Meiji College of Oriental Medicine (2002) |
Principal Investigator |
塚本 紀之 明治鍼灸大学医療技術短期大学部, 柔道整復学科, 講師 (80319524)
|
Project Period (FY) |
2002 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2003: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2002: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | ヌードマウス / 胸腺原基 / 上皮細胞 / Foxn1 / Dll 1 / Dll 4 / IL7 / SCF / 胸腺 / 転写因子 / 遺伝子発現 / サイトカイン / Notch ligand / マウス / 形態形成 / 抗体 / カドヘリン |
Research Abstract |
1、NotchシグナルはT細胞分化の初期ステップに必須である。しかし、胸腺上皮特異的に発現する転写因子Foxn1がNotchリガンドの発現に関与するかどうか、胸腺原基でNotchリガンドがどう分布するか不明である。そこで、in situ hybridizationにより正常マウスとヌードマウスの胸腺原基でのDll 1,Dll 4の発現を解析した。正常マウス胎生13日胸腺原基でDll 4は上皮領域全体に強く発現するが、Dll 1は上皮領域に散らばって発現していた。他方、ヌードマウス胸腺原基ではDll 1もDll 4も発現していなかった。以上より、胸腺原基で広く分布するDll 4がT前駆細胞分化に強く関わること、胸腺上皮におけるDll 1とDll 4の発現はFoxn1により調節されていることが示唆された。(投稿準備中) 2、胸腺原基環境のどこでどの分子がT細胞の増殖分化に関わるかは十分明らかでない。そこで、分化初期過程のT系細胞の増殖因子IL7とSCFの発現がFoxn1転写因子とどのように関わるかをヌードマウスの胸腺原基を用いてin situ hybridizationにより検討した。正常マウス胎生12、13日胸腺原基において、IL7,SCFは上皮領域全体に強く発現するが、ヌードマウス胸腺原基ではどちらも発現が認められなかった。以上より、IL7,SCFは胸腺原基環境を形成する胸腺上皮細胞に発現し、それらの発現はFoxn1により調節されていることが示唆された。(投稿準備中) 3、Foxn1が直接発現調節する遺伝子を同定するため、クロマチン免疫沈降法によりFoxn1標的ゲノムDNA配列を濃縮する条件検討を行っている。また、標的遺伝子の全長cDNAを単離するために新生仔マウス胸腺cDNAライブラリーを構築した。しかし、未だ標的ゲノムDNA配列を得られず、実験を継続中である。
|
Report
(3 results)
Research Products
(11 results)