促進酸化と生物処理のハイブリッドシステムを用いた抗生物質系廃水の浄化
Project/Area Number |
14F04734
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Environmental engineering and reduction of environmental burden
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
李 玉友 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30201106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
NIE YULUN 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
NIE Yulun 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 環境技術 / 排水処理 / 製薬廃水 / 嫌気性処理 / MBR / 界面活性剤 / メタン / バイオエネルギー / 促進酸化 / メタン発酵 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、抗生物質生産廃水の処理とリスク管理に適した省エネルギー・低炭素型の高効率的処理技術を確立することである。具体的には、抗生物質分解の促進方法として新しい触媒を検討して酸化分解を効率よく行う新規促進酸化技術を創出するとともに、促進酸化によって生成する中間生成物を膜分離生物処理ユニットによって生物分解を行うことで、新規促進酸化と膜分離生物分解のハイブリッドデザインを用いた製薬系抗生物質含有廃水の新規処理システムを構築しようとするものである。平成26年度ですでに促進酸化処理ユニットを検討したことを踏まえ、平成27年度は主に膜分離生物処理ユニットに絞って実験的研究を行った。その結果、次のような具体的成果が挙げられた。 (1)嫌気性膜分離反応槽によるセルロース含有排水の処理: 嫌気性膜分離反応槽を用いてセルロース含有と含有しない2種類の排水処理について25℃でHRTを変化させた連続試験を行い、物質収支、処理水質および膜ろ過性能を把握した。HRT12時間以上ではHRTによる影響はほとんど見られず、投入の65-72%がメタンガスとして回収できた。また、排水中にセルロース成分がほとんど分解された。 (2)嫌気性膜分離反応槽による界面活性剤の分解:ラボスケール嫌気性MBRを用い,水理学的滞留時間や界面活性剤AE濃度を変化させて運転を行った。その結果,COD除去率はAE濃度5.0-200 mg/Lの条件で96%以上であり,有機物除去への阻害は見られなかった。また,AE除去率は99%以上と高く,さらに分解されて最終的にメタンになることが分かった。一方AEの添加により,膜ファウリングの指標である膜圧増加速度が大きくなった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)