時間分解蛍光センサーを利用した細胞内シグナル分子の多成分同時イメージング法の開発
Project/Area Number |
14J01009
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Chemical biology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
赤岡 一志 京都大学, 人間・環境学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 時間分解蛍光センサー / 細胞内シグナル伝達物質 / 時間分解蛍光イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では時間分解(Time-resolved : TR)蛍光センサーを用いた細胞内シグナル伝達物質の多成分同時イメージング法の開発を目的とする.特にCa2+とZn2+の動的挙動を同一細胞内で同時に可視化することによって,両者の協奏的な作用について新たな知見を得る.これを達成するため,申請者は次の3つの課題を設定した.①細胞内Zn2+放出に応答するTR型Zn2+蛍光センサーの開発.②TD蛍光イメージングシステムの構築.③TD蛍光測定法を利用したCa2+とZn2+の同時イメージング 採用1年目の研究計画「細胞内Zn2+放出に応答するTR型Zn2+蛍光センサーの開発」 本研究課題を遂行のためのTR型Zn2+蛍光センサーは,Zn2+選択性や光安定性などの一般的な蛍光センサーの性質に加え,i. 細胞質Zn2+検出に適したnMレベルの結合解離定数,ii. 細胞膜透過能,iii. 長時間の細胞内保持能などが要求される.申請者は上記の性能を満足する新規TR型Zn2+蛍光センサーEuTR-L1を開発した.EuTR-L1は光誘起電子移動(PET)機構により効率的な発光制御が可能となり,既報のTR型Zn2+蛍光センサーの中で最も高感度であることが示された.さらに,EuTR-L1のユーロピウム錯体部位のカルボキシル基をアセトキシメチル(AM)エステル化したEuTR-L1AMを用いて細胞内取り込み量,細胞内保持時間について評価した.ICP原子発光分析を用いて評価したところ,高濃度で細胞内に取り込まれ,一時間以上経過してもセンサーが留ることが明らかとなった.さらに独自に構築したTRイメージングシステムとEuTR-L1AMを用いて細胞内Zn2+イオンシグナルのTRイメージングを行ったところ高いS/N比でのイメージングに成功した.以上の結果から1年目の研究計画は達成できたと言える.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)