細胞接着分子CADM1による新たながん転移抑制機構の解析
Project/Area Number |
14J01212
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小粥 浩之 東京大学, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 細胞接着分子 / がん抑制遺伝子 / 細胞死 / CADM1 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.抗CADM1抗体と抗caspase-7抗体を用いて免疫沈降法を行った結果、通常培養下ではCADM1はcaspase-7と複合体を形成しないことが示された。 2.MCF-7/空ベクター発現細胞株(以下、ベクター細胞株)、MCF-7/CADM1高発現細胞株(以下、CADM1細胞株)、MCF-7/CADM-NAAN高発現細胞株(CADM1のcaspase認識配列変異体。以下、NAAN変異細胞株)の浮遊・単細胞培養中にCADM1細胞外領域断片(CADM1-EC-Fc)を添加すると、ベクター細胞株ではCADM1-EC-Fcとの相互作用は検出されなかったが、CADM1細胞株とNAAN変異細胞株では検出することができた。また、ベクター細胞株とNAAN変異細胞株ではCADM1-EC-Fcによる細胞死抑制効果は見られないことが示された。 3.ベクター細胞株、CADM1細胞株、NAAN変異細胞株を、caspase阻害剤Z-VAD-FMK存在下で浮遊・単細胞培養を行った。その後、SubG1細胞を測定することでアポトーシス細胞の割合を検出した。その結果、トリパンブルー排除法の結果同様、CADM1細胞株ではSubG1細胞の割合が多く、またZ-VAD-FMKの添加によりSubG1細胞の割合が有意に減少することが示された。 4.CADM1細胞内領域のペプチド断片をMCF-7細胞内に直接導入し、共焦点顕微鏡を用いて局在を観察した。その結果、コントロールと比較してペプチド断片を導入した細胞では核内にペプチド断片が局在する像が観察された。また、以前のペプチド導入実験で細胞死誘導への関与が示唆されたC末端アミノ酸の変異欠損型CADM1を安定高発現するMCF-7細胞株 (以下、CADM1-C末欠損細胞株) を樹立し、浮遊・単細胞培養を行った後にトリパンブルー排除法で死細胞の割合を測定した。その結果、ベクター細胞株と比較してCADM1-C末欠損細胞株の死細胞の割合に差は見られなかった。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)