Project/Area Number |
14J01364
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Geometry
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Research Institution | Kumamoto University (2016) Kyoto University (2014-2015) |
Principal Investigator |
北別府 悠 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 准教授
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 曲率次元条件 / RCD 空間 / 測度距離空間 / リーマン幾何 / リッチ曲率 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年度に引き続き, RCD 空間と呼ばれる測度距離空間についての研究を続けた. Bishop 型不等式を満たすような RCD 空間についての性質についてまとめて論文として発表した. このような空間を考える一つの動機としては, 非崩壊 Ricci limit 空間と呼ばれる解析しやすい対象の類似物を RCD 空間にも定義することにあった. その試みは正則集合の一意性, Hausdorff 次元の整数性, 接錐が距離錐になることなどを示せたことである程度成功したと言って良い. しかしこの二つのクラスは完全に一致しているわけではない. 実際非崩壊の Ricci limit 空間ではないような Bishop 型不等式を満たす RCD 空間は実際に論文の中で具体例を挙げている. この二つのクラスはどれほど異なっているのであろうか. 論文で例に挙げている空間はユークリッド空間内の閉凸集合であり, その測度は通常の Hausdorff 測度になっている. そこで一般に Bishop 型不等式を満たす RCD 空間の測度は Hausdorff 測度かという疑問が生じる. 現在そこまでは証明できてはいないが, 互いに絶対連続であることはすでに分かっている. 現在解析的な手法を用いてこれを証明しようとしているが, その過程でやはり正則集合の分布が大事であることに気づいた. まだ preprint の状態であるが, 正則集合が正測度を持つための十分条件を一つ得たのでそれについても現在研究を引き続き行っている.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(20 results)