Project/Area Number |
14J01442
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Veterinary medical science
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
菅沼 啓輔 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,170,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | トリパノソーマ / RNA結合タンパク質 / 転写後遺伝子発現調節機構 / 遺伝子発現調節 |
Outline of Annual Research Achievements |
T. congolense EMFステージ特異的発現RNA結合タンパク質 (TcRBP6)のRNA結合能をRNAゲルシフト法によって解析した。まず前年度作製した遺伝子組換えTcRBP6 (rTcRBP6)と、人工合成したビオチン標識付きRNA(poly-A, G, C, ならびにU)をin vitroで混合し、標識RNA-rTcRBP6複合体形成反応後、ポリアクリルアミドゲル電気泳動で展開、標識RNA-rTcRBP6複合体によるゲルシフト像を解析した。その結果、rTcRBP6はpoly-Cとのみ特異的に結合した。そのため、rTcRBP6はmRNA中のシトシンに富んだ領域に結合している可能性が示唆された。ついでTcRBP6の結合するmRNA群を特定するために、前年度作製した抗TcRBP6抗体を用いたRNA免疫沈降法により、mRNA-TcRBP6複合体を精製した。その結果、抗TcRBP6抗体を用いた免疫沈降で精製されたRNA量は、ネガティブコントロール(正常マウス抗体)を用いた免疫沈降で精製されたRNA量と比較して有意に多かった。また、免疫沈降により得られたmRNAを次世代シーケンサーで網羅的に解析した結果、EMFステージ特異的に発現する遺伝子群や遺伝子発現調節機能を持つと考えられるRNA結合タンパク質が複数同定された。以上より、TcRBP6はT. congolense EMFで発現する特定の遺伝子RNAに結合し、その発現時期を制御していると考えられる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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