Project/Area Number |
14J03262
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Surgical dentistry
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渕上 貴央 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 口腔外科 / 歯原性腫瘍 / エナメル上皮腫 / 間質細胞 / 微小環境 / 相互作用 / 骨浸潤 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は腫瘍細胞と間質細胞との相互作用がエナメル上皮腫の骨破壊や浸潤能に及ぼす影響についてより詳細な情報を得るための研究を行い、エナメル上皮腫の分泌するIL-1αはオートクライン的に働き、腫瘍細胞のMMP(マトリクスメタロプロテイナーゼ)-9の分泌制御に大きく関わっていることを見出した。MMPは骨基質であるⅠ型コラーゲンを消化し、骨浸潤に深く関わると考えられる。さらに、エナメル上皮腫細胞株AM-1,AM-3を加圧環境下で培養するとMMP-9の発現が著明に亢進することが明らかとなった。さらに、線維芽細胞の存在下ではAM-1,AM-3はIL-1αの発現を著明に亢進し、腫瘍細胞自身のMMP-9発現をより亢進させることを見出した。以上の内容は現在投稿準備中である。 また、エナメル上皮腫の腫瘍細胞と間質細胞の相互作用が本腫瘍の浸潤発育様式にどのような影響を及ぼすかについて評価するために、Double-Layered コラーゲンゲル 半球培養法(DL-CGH法)による三次元培養実験の構築を行った。DL-CGH法は真庭らによって報告された三次元培養法であり(Cell Commun Adhes, 2007)、集団的な細胞浸潤を評価するのに優れた方法である。我々は、AM-1およびAM-3に緑色蛍光蛋白質(GFP)を、線維芽細胞株HFF-2に赤色蛍光蛋白質(DsRED)を遺伝子導入し、DL-CGH法で共培養することで、腫瘍細胞と間質細胞の相互作用が腫瘍細胞の集団的な動態にどのような影響を与えるのかについて評価することを可能とした。予備実験では、線維芽細胞の存在下ではAM-1,AM-3は細胞が細胞接着を保ったまま集団的に浸潤突起を多数形成し、より顕著な浸潤形態を示すことが分かった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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