Lats1/2キナーゼを介したM期終期における細胞質分裂制御機構の解析
Project/Area Number |
14J06719
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Tumor biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岡本 歩 大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 細胞質分裂 / キナーゼ / M期 / Lats1/2 / 中心体 / LIMK1 / リン酸化 / Hippo pathway |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、Lats1/2キナーゼが細胞質分裂を制御する新たなシグナル伝達経路を見出し、その生理的意義を明らかにすることを目的とする。ほぼ研究計画どおり順調に進み以下の成果を得た。 [1] 分裂期におけるLats1/2のリン酸化標的因子として細胞質分裂を制御するモータータンパク質のCHO1を同定した。細胞質分裂を正常に完了させるためには、キネシン様モータータンパク質CHO1とそのスプライシングアイソフォームであるMKLP1が必要である。特にCHO1は、MKLP1と異なりアクチンと結合する領域(FABR)を保持することから、CHO1特異的な機能を保持することが予測されるが、その詳細は明らかでない。申請者は、分裂期制御キナーゼであるLats1/2がCHO1のFABR内にある716番目のセリンをリン酸化制御することでCHO1を中心体に局在させる事を明らかにした。また、このリン酸化はアクチン動態制御因子LIMK1との結合を制御することで、中心体におけるLIMK1の活性を調節することを見出した。さらに、Rhoファミリーに属するEct2の中央体での局在を制御することも示した。これらの結果はLats1/2によるCHO1の中心体でのリン酸化制御が、細胞質分裂の制御に重要であることを示唆する大変興味深い結果である。本研究成果は学術論文として発表した(「研究発表・成果」参照)。[2] Lats1/2キナーゼによるM期制御と腫瘍形成の関係を解明するため、組織特異的にLats2のキナーゼを失活できるコンディショナルノックアウトマウス(Lats2 KD)の作製に成功した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Gefitinib and luteolin cause growth arrest of human prostate cancer PC-3 cells via inhibition of Cyclin G-associated kinase and induction of miR-6302014
Author(s)
Sakurai MA, Ozaki Y, Okuzaki D, Naito Y, Sasakura T, Okamoto A, Tabara H, Inoue T, Hagiyama M, Ito A, Yabuta N, and Nojima H.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 9
Issue: 6
Pages: e100124-e100124
DOI
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Peer Reviewed / Open Access
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