Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
昨年度、極性細胞のMDCK細胞を用いたCell surface binding assay によりZIP4、ZIP5キメラ変異体の局在変化に関する解析を実施した結果、ZIP4の亜鉛依存的な発現調節に関わるアミノ酸配列の存在する領域を部分的に明らかとし、さらに特異的な局在を示すために重要となる領域の同定にもつながる結果を得た。本年度は、これら変異体の局在変化をより詳細に解析するために、Zスタックによる3次元的な解析手法を確立した。3次元的解析を行った結果、Cell surface binding assayで得られた結果を支持する結果に加えて、細胞内局在の変化についても新たな知見が得られ、特異的な局在を示すために重要となる配列の決定に向けて大きな進展が得られた。また、昨年度の解析から内在性のヒトZIP4タンパク質を発現するヒト膵臓癌細胞由来のAsPC1細胞を見出すことが出来たため、すでにマウスZIP4を用いて、その発現量を増加し細胞内亜鉛レベルを増加させると明らかにしている大豆由来のソヤサポニンBb、ならびに新たに見出した食品因子について、ヒトZIP4に対する影響を解析した。さらに、現在、市販の抗体にはヒトZIP4を高感度で認識する抗体は存在しないが、本年度、我々はヒトZIP4を高感度に認識可能な抗ZIP4モノクローナル抗体の作製に成功しており、内在性ヒトZIP4についても多角的に解析が可能な状況になった。解析の結果、すでに見出している食品因子は、ヒトZIP4においてもその発現量を増加させる効果を示すことを確認し、今後の応用につながる結果を得た。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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