Project/Area Number |
14J07447
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Veterinary medical science
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
渡部 伸也 大阪大学, 微生物病研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / CRISPR Cas9 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、非霊長類ヘパシウイルス(NPHV)を用いて、C型肝炎ウイルス(HCV)の病態を解析する事が目的である。そのために、近年開発された遺伝子の網羅的な機能喪失法であるCRISPR Cas9ライブラリーを用い、HCVの肝細胞内での複製における必須因子と、その関連性をより詳細に明らかにすることを目標とした。CRISPR Cas9システムでは、標的となる遺伝子を特異的かつ不可逆的に変異を導入することができるため、これまでの小分子RNAを用いた遺伝子機能喪失法と比べ遺伝子の抑制能力が高いことに加え、導入した遺伝子変異の解析を行い易い。ヒトの肝細胞株であるHuh7及びHuh7.5.1細胞に二種類のCRISPR Cas9ライブラリーをそれぞれ導入した後、HCVの複製可能株を感染させ、死滅せずに生存した細胞に濃縮されたCRISPR Cas9ライブラリーを次世代シークエンサーにより解析することを計画した。しかし、HCVの感染による細胞死の誘導は限定的であり、HCVの感染によって引き起こされるアポトーシスを増強した細胞を用いても、ライブラリーの濃縮効率は不十分であった。HCVの感染によるアポトーシス誘導能力が不足していたのではなく、恐らくHCVのウイルス受容体の発現低下などの理由により、HCVの感染できる細胞が制限されているものと考えられた。以上の結果より、遺伝子機能喪失を用いたHCVの複製関連遺伝子の探索には、HCVの細胞への安定した感染系の構築など、スクリーニング方法においてさらなる工夫が必要であることが示された。
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Research Progress Status |
本研究課題は平成26年度で廃止のため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は平成26年度で廃止のため、記入しない。
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