Project/Area Number |
14J10474
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Perceptual information processing
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
宮下 令央 東京大学, 情報理工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 質感 / 反射特性 / リアリスティックディスプレイ / ビジョンチップ / 積層 / レーザー計測 / 任意物体 / 非接触計測 / 運動計測 / ロール / ブラー相殺 / 像回転素子 / 振動覚 / SVBRDF / 代数解 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.マテリアルデザインのための実体ディスプレイZoeMatropeの開発 実物体と人間の視覚特性を利用して、色や光沢感といった質感を提示する立体ディスプレイを開発した。本システムは提示精度を最適化する手法を用いて選択した少数の実物体を回転させ、これに同期した高速ストロボ照明を制御することによって実物体と区別がつかない水準のリアリティを持った質感を提示することができる。本システムはCG における質感のプレビューだけでなく、質感に関する心理物理学の実験装置にも活用できるほか、拡張質感と名付けた現実には存在しない質感の提示が可能であるため、新たなメディア表現やアートにも活用することができる。 2.高速ビジョンチップの共同開発 撮像から画像処理までを高速にワンチップで行うビジョンチップをソニー株式会社と共同開発した。本チップはソニーの技術により、撮像を行うPD部と処理を行うPE部の面積を減らすことなく3次元的に積層して作成しているため、高い撮像性能と高い処理性能を両立することができる。ビジョンチップは画像の転送にかかるデバイスや時間、エネルギーを省くことができるため、高速、低遅延、軽量、小型、低電力のシステムを実現することができる。また、出力は画像から抽出した情報のみであるため、センサネットワークを構築し、ビッグデータの取得やIoTに活用することも期待できる。
本研究課題は時空間的な遠隔地に提示することによって対象を再現することも目標のひとつであり、リアルな質感提示が重要な要素技術となる。本年度の研究実績であるZoeMatropeは、この要素技術を実現しており、本研究課題を大きく前進させたと言える。また、本研究課題はこれらの技術を用いた新たな情報空間をつくることも目的としており、ビジョンチップのようなセンサネットワークが構築可能なデバイスの開発も本研究課題の達成に貢献するものである。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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