相談者の内面的自己開示を促進する要因の解明 援助者のコミュニケーションに着目して
Project/Area Number |
14J11252
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
田中 健史朗 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥1,940,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 自己開示 / カウンセリング / コミュニケーション / 心理療法 / 発話分析 / 映像分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度はSelf-involving技法の内容が肯定的感情か否定的感情かによる効果を違いを検討し,肯定的感情であれば,相談者の内面的自己開示を促進できることを解明した。しかし,昨年度の研究は質問紙を用いた研究であり,実際のカウンセリング場面を取りあげることができていなかった。そのため,今年度は実際に相談者に援助者に対して相談をしてもらうというカウンセリング実験をおこなった。援助者の肯定的Self-involving技法が相談者の印象評価および悩みの自己開示に与える効果をカウンセリング実験によって検討した。その結果,援助者に対する好意感および信頼感においては,肯定的感情開示条件の方が自己開示抑制条件よりも有意に肯定的に評価された。また,相談者の進路・適性問題,情緒的問題の自己開示おいては,肯定的感情開示条件の方が自己開示抑制条件よりも有意に高く評定された。この結果から,実際に援助者から肯定的Self-involving技法を受ける仮想実験においても,援助者による肯定的Self-involving技法の有用性が示された。この結果を国内学会にて成果報告した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(17 results)