Project/Area Number |
14J12380
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cell biology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松平 竜之 東京大学, 薬学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | phosphatidylserine / recycling endosome / AP-1 / clathrin / Hippo pathway / evectin-2 / recycling endosomes |
Outline of Annual Research Achievements |
私はREにおけるPSの機能、及びREそのものの機能を更に明らかにするために、REにPSが濃縮しているという性質を利用し、RE局在タンパク質の網羅的同定を試みた。「PSに関与する現象はPSの近傍分子を解析することで明らかになる」と考え、PSプローブであるevectin-2のPHドメインを2つ直列させた2xPHと、近傍分子を非特異的にビオチン化する変異が導入された酵素BirA*(Roux et al. J Cell Biol (2012))をつなげたコンストラクト「BirA*-2xPH」を作製し、エンドソームの可視化に便利なCOS-1細胞で低発現stable株を作製した(以下、B-COS-1と呼ぶ)。B-COS-1の培地にビオチンを添加することで、PS近傍のタンパク質のビオチン化が示唆されたので、質量分析を用いてPS近傍のタンパク質の網羅的な同定を試みた。その結果、過去にRE局在が報告されている分子に加えて、REとの関与が示されていない分子群が同定された。これら分子群は多細胞生物の組織の大きさを制御するHippo pathwayに関与することが報告されている。特にYAPはHippo pathwayの中核分子であり、転写コアクチベーターとして、細胞密度の低い時に細胞質から核へと移行して、種々の増殖因子の転写を促すことが知られている。YAPのREでの関与をより詳細に明らかにするために、REマーカーであるRab11やVAMP3の発現を抑制したが、YAPの核移行に変化は見られなかった。一方でREに局在しPSに関与する分子であるATP8A1やevectin-2の発現を抑制したところ、YAPの核移行が抑制され、下流転写産物であるCTGFのmRNA量が減少した。現在、実験結果を論文にまとめ、Nature Communicationに論文を投稿中であり、改訂実験を行っている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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