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クロマチン構造修飾などによる遺伝子状態・細胞機能のエピゲノム性調節とその維持

Research Project

Project/Area Number 15011223
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

清水 章  京都大学, 医学研究科, 教授 (00162694)

Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,900,000 (Direct Cost: ¥4,900,000)
Keywords抗体遺伝子 / クラススイッチ / 転写制御 / アクセシビリティー / E2A / Id2 / アレルギー / ChIP
Research Abstract

Id2遺伝子の破壊マウスにおいて、血清中のIgE量が著増することを見いだした。本研究ではこの現象の主な分子基盤として、Bリンパ球におけるε鎖へのクラススイッチ組換えが著明に亢進していることなどがあり、この組換えが転写因子E2Aによって活性化されるε鎖非組換え型転写に依存していること、正常Bリンパ球ではTGF-β1の信号を受けてId2の発現が誘導され、これがE2Aの作用を阻害することによってε鎖非組換え型転写を抑制する結果、ε鎖へのクラススイッチ組換えが特異的にきわめて低く抑えられていることなどが原因となっていることを明らかにした。
Id2遺伝子の破壊マウスにおいてBリンパ球におけるε鎖へのクラススイッチ組換えが著明に亢進していること、正常Bリンパ球ではTGF-β1の信号を受けたId2の発現によってε鎖へのクラススイッチ組換えが特異的にきわめて低く抑えられる現象を利用し、試験官内で特定遺伝子領域クロマチン(この場合抗体ε鎖)の状態変化をきわめて短期間に効率良く誘導・解析できる実験系が確立された。これにより、クラススイッチ組換えに対する標的遺伝子のアクセシビリティがその領域のヒストンのアセチル化ときわめて良く相関していることが確認されたが、Id2によって転写を抑制するとヒストンの脱アセチル化を阻害しても組換えの抑制は解除できなかった。この結果から、ヒストン脱アセチル化はアクセシビリティの結果であり、転写そのものの調節がアクセシビリティを決定していると判明した。さらに、この組換えの必須因子である、AIDの組換え標的領域クロマチンへの結合の有無を、クロマチン免疫沈降(ChIP)法を応用して検出したところ、転写に伴って、結合が検出された。この結果から、転写複合体による組換え因子の呼び寄せがアクセシビリティ制御の実態であることが強く示唆された。

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Published: 2003-04-01   Modified: 2018-03-28  

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