Project/Area Number |
15016123
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
中原 裕之 独立行政法人理化学研究所, 脳数理研究チーム, 研究員 (10312282)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 神経細胞集団活動 / 情報幾何 / 強化学習 / 大脳基底核 / DNAマイクロアレイ |
Research Abstract |
本研究は、「計算論的立場からの神経細胞集団の情報処理の解明」という題目のもとで、神経細胞集団の発火がどのように外界の刺激を符号化・復号化するのかについて研究を進めた。第一に、大脳基底核の神経細胞の発火活動が、眼球運動とどのように関連するのかを、実験データから詳細に調べることを行った。これにより、尾状核の神経細胞が眼球運動の速度と弱いながらも、しかし確実に相関関係があることを示した。この結果は、大脳基底核の眼球運動への関与を示している。更に、ドーパミン細胞の活動を記録し、それを強化学習のモデルと比較することで、ドーパミン細胞が報酬予測誤差を表すどきに、巧みに課題に関する手がかりを記憶し、それを利用していることを示した。言い換えるならば、近年注目を浴びているドーパミンの反応は、課題のコンテキストを利用することで、報酬予測を向上させていることを示した。これらの結果は一流の学会誌に発表された。 第二に、同時発火がどのような機能を持ちうるかについて、モデルの立場からの研究を進めた。これにより高次相関をもった発火活動が比較的単純なメカニズムから形成されることが分かった。今後は、この計算論的意味を把握していくことが必要である。 第三に、昨年提案した、情報幾何座標系を使う神経細胞同時記録の解析手法が、DNAマイクロアレイのデータ解析の手法としても適用できることを示した。この議論をもとに、神経系の遺伝子の働きについて特にアルツハイマー病の機序の解明について、実験研究者と議論を行った。その成果を、図書の1章として出版することができた。一方、スパインの可塑生に関しても実験研究者と議論を行った。これにより、問題がかなり明確になると同時に、分子機構によるスパインの形状の制御と可塑性の関係に関する我々の提案を、国際的にも一流の論文誌に発表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)
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[Publications] Itoh, H., Nakahara, H., Hikosaka, O., Kawagoe, R., Takikawa, Y., Aihara, K.: "Correlation of primate caudate neural activity and saccade parameters in reward-oriented behavior."Journal of Neurophysiology. 89. 1774-1783 (2003)
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