Budget Amount *help |
¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥6,400,000 (Direct Cost: ¥6,400,000)
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Research Abstract |
ストリーム形式で配信されるコンテンツと既存情報源に格納されたコンテンツの多様な統合利用技術の構築を目的とし,次の3点にポイントをおいた研究開発を行った.a)ストリームの能動的統合利用方式の研究開発:複数の異種ストリームや既存情報源が存在する環境において,有益な情報をタイムリーに抽出・統合し,利用者が望むスケジュールにしたがって,統合結果を新たなストリームとして配信可能とするための,情報モデル,システムアーキテクチャ,要求記述方式の開発,b)ストリーム統合処理の高効率化技術の研究開発:ストリームの配信レートやコンテンツ配信特性,利用者からの配信要求スケジュールなどを考慮し,多数のストリームに対する多数の統合要求が存在する場合にも効率的処理が可能なストリーム向け統合処理方式の研究,c)ストリームや利用者の動的特性に対応した適応型統合処理方式の研究開発:知識発見手法を応用し,ストリームの配信特性やパターンの抽出,ストリームからの高次イベント検出などを可能とする手法の研究.この研究を通じて,以下のような研究成果を得た. A.イベント駆動型連続的問合せの概念を用いた情報統合問合せモデルを開発し,その概念に基づくストリーム統合システムの設計ならびにプロトタイプシステム開発を行った. B.上記統合モデルをベースとして,多数のストリームと統合要求がある場合の問合せ処理に関して,ストリーム情報源のデータの配信特性に関する知識発見のアプローチを用いた適応型問合せ最適化方式を開発した.またその拡張として,配信特性が時間的に変化する場合にその変化を検出して適切な問合せ処理を行う最適化方式について予備的な検討を行った. C.GPSストリームと地理データベースの統合により周辺情報検索を行うシステムを開発し評価した. D.移動体位置情報から移動統計量を効率的に求める手法を開発し,ストリームへの適用について研究した. E.能動学習によるXMLに対する例示的処理要求記述の処理方式を開発し,その有効性を評価した.
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