行動や体験の記録にもとづく時空間表現メディアの研究
Project/Area Number |
15017244
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
間瀬 健二 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 教授 (30345855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 靖 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助手 (90324459)
梶田 将司 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (30273296)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥6,600,000 (Direct Cost: ¥6,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥6,600,000 (Direct Cost: ¥6,600,000)
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Keywords | 体験記録 / 体験共有 / パートナーロボット / 表現メディア |
Research Abstract |
人類は長い歴史のなかでさまざまなメディア技術を発明し,メディアをつかって体験したことや思考を表現し人と交換したり共有して,創造活動をおこなってきた.本研究テーマでは,実世界での行動や体験をさまざまなセンサを使って記録し,相互理解のためのコミュニケーションメディアとして利用する方法について検討した。とくに体験記録時のインタフェースとして,パートナの視点を持つ優位性を想定してぬいぐるみ形状の記録装置を考え、システム設計と評価実験などを進めた。まず、カメラ・マイク・タッチセンサを有するぬいぐるみ形状の記録装置とそのデータビューワを試作し、研究室環境で体験記録の予備実験を行った。その結果、パートナの視点による記録データが、ユーザの視点とは必ずしも一致しない状況があることを得た。現在ぬいぐるみは特に自律的な動きを持たせていないが、身体性が結果的に他者の視点をもたらしているという興味深い議論を導いている。パートナ対照群としてウェアラブル体験システムを使って得られるデータとの対比も行った。今後はこれらの実験をさらに進めて他者の視点による記録と自己の記憶との関連づけを調査する。 また、システムの設計を進めながら,記憶支援について考察し,収集した記録を人間にとっての拡張人工記憶として活用し,回想的記憶補助手段として利用したり,記憶の誤りを正すために利用する応用にむけた考察を行った。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)