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マラリア肝内型原虫の感染維持機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15019043
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

油田 正夫  三重大学, 医学部, 助手 (90293779)

Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥6,500,000 (Direct Cost: ¥6,500,000)
Keywordsマラリア / スポロゾイト / EST / 翻訳制御 / 遺伝子ノックアウト
Research Abstract

本研究ではマラリア原虫の肝細胞内寄生の分子的基盤を明らかにすることを目的とし、原虫遺伝子の発現解析、およびそれらの遺伝子の逆遺伝学的手法を用いた機能解析をおこなった。今年度以下の成果を上げた。
1.中腸スポロゾイトおよび唾液腺スポロゾイトのESTの大量解析をおこなった。解析したEST数はそれぞれ1-2万である。解析データは今後、一般に公開する予定である。このことを視野に入れて、現在データベース化の作業をおこなっている。
2.肝細胞感染ステージの原虫精製法を確立し、このステージのEST解析をおこなった。現在肝細胞感染30時間後の原虫の解析をおこなっている。今後さらに感染後の時間の異なる肝内型原虫を精製し、ESTの解析をおこなう。時間軸での遺伝子発現の変化を解析しその機能を知る手がかりとするとともに、肝臓感染維持機構の全体像を明らかにしたい。
3.スポロゾイトEST解析データをもとに肝臓感染後にはじめて翻訳される2種類の遺伝子を同定した。免疫電顕法により感染細胞内での局在を調べたところ両者とも、原虫が感染肝細胞内に形成する寄生胞に局在することが明らかになった。これらの遺伝子をノックアウトし、原虫の肝臓への感染性を解析したとろ、約1万分の1まで感染性が低下した。従ってこれらの遺伝子が肝細胞内での感染維持に重要であることが分かった。現在、同様の手法を用い肝細胞感染に関わる新たな遺伝子を探索中である。
4.上に述べた遺伝子の制御に関与する翻訳制御エレメント配列はmRNAの非翻訳領域に存在している可能性が高い。翻訳制御機構を解明する目的で、非翻訳領域を改変した原虫を複数作製した。これらの原虫を用い現在シス配列同定を試みている。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tomoko Ishino, Kazuhiko Yano, Yasuo Chinzei, Masao Yuda: "Cell passage activity is required for the malarial parasite to cross the liver sinusoidal cell layer"PLoS Biology. 2. 77-84 (2004)

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      2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2018-03-28  

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