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HIV TatによるNotchシグナルを介した遺伝子発現、細胞増殖調節機構の解析

Research Project

Project/Area Number 15019106
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionSt. Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

草野 秀一  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (10350662)

Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Keywordsウイルス / 発現制御 / 感染症 / タンパク質 / 遺伝子
Research Abstract

本研究は、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)Tatタンパク質がNotchタンパク質との相互作用を介して、細胞増殖・分化などに重要な役割を担うNotchシグナルにどのような影響をおよぼすのかを明らかにし、HIVの病因学の発展に貢献することを目標として遂行した。
初めに、上皮細胞を用いて、TatとNotchとの相互作用を解析した。免疫沈降実験の結果、Tatは、Notch1、Notgh4と特異的に相互作用した。この相互作用には、Tatの1〜12番目のプロリンに富んだアミノ酸領域およびNotchの細胞外領域が必要であった。
次に、この相互作用が、Notchシグナルにおよぼす影響を解析した。Notch結合タンパク質であるRBP-J_K結合配列を用いたレポーターアッセイにより、Tatは、RBP-J_K依存的な転写を抑制した。免疫沈降実験の結果、この作用は、TatがNotchとRBP-J_Kの相互作用を弱めるためであった。
また、Tatは、Notchのプロテアソーム依存的な分解を促進すること、そして、これはNotchのユビキチン化が促されるためによって起こることが示された。
Notchは、T細胞におけるCD4+/CD8+T細胞からのCD4-/CD8+T細胞への選択に機能することが知られている。Tatが、T細胞においても上皮細胞と同様にNotchシグナルを抑制するのであれば、CD4+T細胞に感染するHIVには非常に有利なものであると考えられた。今後は、可能な限り速やかにT細胞を用いた解析を完了させたいと思う。しかし、T細胞株は、上皮細胞株に比べて遺伝子の導入効率が低いため、現在、レトロウイルスベクター系を用いてTatを恒常的に発現するJurkat細胞株を構築しており、構築後は速やかに、T細胞においても同様の現象が見られるかどうかを検証する予定である。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 草野秀一: "「BARTs、BARF1」、EBウイルス(高田賢藏 監修)"診断と治療社. 11 (2003)

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      2003 Annual Research Report

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Published: 2003-04-01   Modified: 2018-03-28  

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