「21世紀型環境教育:観る・知る・作る・体験する・考える」の開発
Project/Area Number |
15020213
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
山本 宏 茨城大学, 教育学部, 教授 (50091872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松川 覚 茨城大学, 教育学部, 助教授 (60292661)
牧野 泰彦 茨城大学, 教育学部, 教授 (00100983)
利安 義雄 茨城大学, 教育学部, 教授 (90125253)
大辻 永 茨城大学, 教育学部, 助教授 (20272099)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥7,100,000 (Direct Cost: ¥7,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | 環境教育 / ビオトープ / 環境測定 / 分子模型 / 水質測定 / 大気環境 / 理科教育 / 授業プログラム / 教材 |
Research Abstract |
我々は、「環境を通じて理科を学ぶ」という考えに基づいて新しい理科教育法の開発をおこなっている。「実行可能な経済性を持ちかつ生徒に能力・技能・行動力などを効果的に修得させることの出来るような教材の開発」を念頭に「ものづくり」「自然体験」が出来るような教材および教育プログラムの見直しおよび新規創出をしている。平成16年度までの途中成果としては「学校ビオトープの理科教材としての検討」「小中学校でも導入容易な簡便かつ正確な環境測定教材の開発」「分子模型の作成法の確立および分子模型の環境教育導入の試み」をおこなった。これらは主として中学校レベルのものとなっているが、小学校から高等学校までカバーできるものであると考えている。 実際には「観る・知る・作る」教育としての環境測定法に関してより現場で採り入れやすくなることを想定して小スケールで測定がおこなえるような改良を考えた。また、「観る・作る・体験する」教育として分子模型作製を生徒が作製する実験としてとらえ、その手法について詳細に検討し、実験として創出した。さらに、「作る・知る・体験する」教育として学校ビオトープに着目した。従来「ビオトープ」は生物の分野に属するものがほとんどであったが今回の研究においてはそれ以外の要素も採り入れることを検討した。まず、人工河川をビオトープ内に導入し水質や土の堆積作用などを学ぶことを盛り込んだ。また、ビオトープ内に理科の授業において取り上げるような木や草花を植えることでビオトープがより身近になり、その結果として自然にも身近にふれあうことが出来ると考えた。その発展として河川から花崗岩・砂岩・安山岩などの岩石を採取し、それもビオトープ内に配置して岩石についても学ぶことが可能にもした。このビオトープの有効性については今後さらに検討していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)