体験型環境学習のためのグループウェアとユビキタス技術を用いた遠隔協同学習システム
Project/Area Number |
15020262
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
|
Research Institution | Tokyo Kasei Gakuin Tsukuba Junior College |
Principal Investigator |
高藤 清美 東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理学科, 助教授 (00279556)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山島 一浩 東京家政学院筑波女子大学短期大学部, 情報処理学科, 講師 (90310193)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
|
Keywords | 科学教育 / 環境教育 / 協同学習 / グループウェア / ユビキタス / モバイル / 気象観測 / センサー / 環境学習 / 体験学習 / 観察学習 / 測定装置 |
Research Abstract |
本研究では子ども自身の眼で捉えた観察結果、客観的な事実としての測定結果や写真、動画などの情報、時間、クラス、学年、学校などの壁を越えた協同的な作業を支援するIT技術と連携したグループウェア、いつでもどこでもIT技術を利用できるユビキタス環境、を有機的に連携し、環境教育や理科における観察学習を出発点として、共通の興味関心を持つ子ども達のコミュニティを生み出し、その中で、議論し科学する活動を支援するシステムの構築を目指し1から4に示す研究をおこなった。 1.学校現場での教室外でのモバイル環境について検討した。情報端末については、軽量ノートパソコンかPDAとキーボードの組み合せが有効と結論できた。通信回線については、無線LANと遠距離通信用アンテナを組み合わせることで、学校を中心に数kmの範囲までを接続することが可能であり有効な方法であると結論できた。 2.自校で測定した気象観測データを環境学習や理科の中で活用する方策について、実践を通して探った。現在、研究協力校(小学校)において、自然観察や測定への理解を深めることを目的とした、気象の自動観測結果と児童自らが測定した気象観測結果を対比しながら取り組む学習の実践をおこない、有効であることを示した。 3.野外調査において、環境に関わる測定データを収集しながら、子ども達自身が行った活動を振り返り、観察から得られた情報を有機的に連携させることで、学びを確かな知識へと補強させていく過程として重要視し、まとめのための地図教材システムの提供や、IT技術を導入させた支援を行い、その指導法に関する研究をおこない有効であることを示した。 4.環境指標を測定できる学校向けの適切な測定器やセンサーとして、紫外線や湿度を検出するための新規センサーを開発した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(10 results)