Project/Area Number |
15023234
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
改正 恒康 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (60224325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 克明 理化学研究所, 免疫アレルギー科学総合研究センター, 研究員 (50324843)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | 遺伝子欠損マウス / Toll様受容体 / CpG DNA / 樹状細胞 / インターフェロン |
Research Abstract |
樹状細胞の活性化様式は、刺激因子ばかりでなく、樹状細胞の亜集団にも依存している。Toll様受容体(TLR)からのシグナルは樹状細胞活性化にとって極めて重要であり、今回、TLR9シグナルによる、種々の樹状細胞亜集団の活性化機構を解析した。TLR9リガンドであるCpG DNAには、機能的、構造的に異なる2種類のタイプ(D型、K型)が存在する。マウス脾臓あるいは骨髄由来CD11c陽性樹状細胞をB220陽性集団とB220陰性集団とに分別して、これら2つのCpG DNAで刺激し、サイトカイン産生、およびCD40などの共刺激分子の発現を検討した。B220陽性樹状細胞は、D型CpG DNAに対してはインターフェロン(IFN)-α、K型CpG DNAに対してはIL-12を優位に産生した。どちらのCpG DNAに対しても、共刺激分子の発現増強は認められた。一方、B220陰性樹状細胞は、どちらのCpG DNAに対してもIL-12を産生し、共刺激分子の発現を増強したが、IFN-αの産生は認められなかった。これらの多様な作用はすべてTLR9あるいはMyD88のどちらかを欠損する樹状細胞において消失した。これらのことから、樹状細胞の中のB220陽性集団は、TLR9シグナルをリガンド依存性に異なるサイトカイン産生応答を示すことが明かとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)