アンジオポエチン(関連)分子の血管・リンパ管新生の制御機構
Project/Area Number |
15024261
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
尾池 雄一 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (90312321)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
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Keywords | 血管新生 / リンパ管 / 血管生物学 / アンジオポエチン / がん / 血管透過性 |
Research Abstract |
(目的)腫瘍における血管新生、血管透過性亢進、リンパ管新生の制御をゴールとする本研究は腫瘍の増殖、浸潤及び血行性及びリンパ管性転移に対して有効な戦略となると確信し以下に焦点を当て研究を遂行した。1.アンジオポエチン及びアンジオポエチン関連分子の血管新生・血管透過性・リンパ管新生における機能を明らかにする。2.血管内皮細胞においてアンジオポエチン関連分子の受容体及びそのシグナルを明らかにし、血管新生制御による腫瘍増殖、浸潤及び転移抑制を目指す。 (結果)アンジオポエチン関連分子(ARP1/Angptl1,ARP2/Angptl2,ARP4/Angptl4,AGF/Angptl6)が血管内皮細胞の走化性、血管透過性に機能することを見出した。特に、ARP4/Angptl4に関しては血管新生に抑制的に作用し、がん進展を抑制する可能性を見出した。本研究によりアンジオポエチン関連分子は血管新生、血管透過性への作用を介してがん進展に関与していること、及び新規治療へのターゲットとなりうる可能性が見出された。今後、さらにその機構を明らかにしていくためにも血管内皮細胞においてアンジオポエチン関連分子ARPの受容体及びそのシグナルを明らかにし、血管新生及び透過性制御による腫瘍増殖、浸潤及び転移抑制を目指していく必要性が確認された。一方、がん進展のもう一つの因子であるリンパ節転移機構を解明し制御するためにリンパ管新生機構解明を行った。本研究ではリンパ管内皮細胞をより特異的に純化・単離できるモノクローナル抗体の樹立に成功した。現在、この抗体で純化したリンパ管内皮細胞を用いて増殖、走化能の制御機構解明を進行中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)