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三量体GTP結合蛋白質による細胞接着・運動の制御機構

Research Project

Project/Area Number 15024273
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section Biological Sciences
Research InstitutionInstitute for Developmental Research, Aichi Human Service Center

Principal Investigator

浅野 富子  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 神経制御学部, 部長 (70100154)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森下 理香  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 神経制御学部, 研究助手
上田 浩  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所, 神経制御学部, 研究員 (50253779)
Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
KeywordsG蛋白質 / アポトーシス / RhoA / Akt / チロシンホスファターゼ / 神経前駆細胞 / エンドセリン / 細胞接着
Research Abstract

三量体G蛋白質による細胞接着・運動の制御機構を明らかにすることを目的にし、HeLa細胞におけるGq/11が誘導する接着斑様構造形成のメカニズムを昨年度に引き続き検討した。昨年度Gq/11によるアポトーシス誘導はチロシンホスファターゼが関与する経路でAktのリン酸化が阻害されるためであること、さらにRhoを介する経路もAktのリン酸化を抑制するためという2つの経路を考えた。しかし、今年度の詳細な研究で、Rhoの活性化はAktのリン酸化を制御することなく、アポトーシスを起こすという結果を得た。機構は不明であるが、Aktの活性型はRhoによるアポトーシスを抑制した。結論としてはGq/11はチロシンホスファターゼとRhoAをそれぞれ活性化し、2つの経路が相加的にアポトーシスを誘導する。
私達は以前、Gi2が胎生期脳の脳室周辺に選択的に局在することを見いだし、神経前駆細胞の機能との関連を示唆した。胎仔の脳室に百日咳毒素(PTX)を注入すると、大脳皮質の細胞数およびBrdU陽性細胞数の有意な減少が見られたことより、Gi2は神経前駆細胞の増殖を促進すると考えられた。胎仔脳より分離した神経前駆細胞を用いて、どの受容体刺激で細胞増殖が起こるかを検討した。脳の発生初期に発現が報告されているG蛋白質共役型受容体を刺激し、[^3H]チミジンの取り込みを測定すると、エンドセリトン(ET)で有意な促進が見られ、培養皿をフィブロネクチン(FN)でコートしておくと、さらに強い取り込み促進が見られた。ETによる細胞増殖を検討すると、FN存在下でのみ有意に細胞数が増加した。下流の反応を検討すると、ERKのリン酸化がETにより顕著に増加した。ETによるERKのリン酸化はFNの有無に形容を受けなかったので接着とは無関係と考えられる。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2018-03-28  

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