Project/Area Number |
15026212
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
柴田 義貞 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40010954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本田 純久 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (90244053)
中島 正洋 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (50284683)
山下 俊一 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30200679)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,000,000 (Direct Cost: ¥5,000,000)
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Keywords | チェルノブイリ / 小児甲状腺がん / 症例対照研究 / 遺伝子異常 / 細胞内情報伝達系 / 国際甲状腺組織登録バンク / 国際研究者交流 / ベラルーシ:ロシア:ウクライナ |
Research Abstract |
国際機関との共同プロジェクトとして、小児甲状腺がんの症例対照研究および特定被曝集団の長期追跡調査を実施すると共に、国際甲状腺組織登録バンクの管理運営に継続参加し、チェルノブイリ周辺での手術標本を基に各種免疫組織学的解析および甲状腺がん関連遺伝子の解析を行い、主として以下の成果を得た。 1.新らしいret/PTC遺伝子異常の再配列を発見した。 2.c-abl非受容体型チロシンリン酸化酵素の甲状腺がん過剰発現を証明し、p53異常におけるc-abl過剰発現を分子標的とした新たな治療法の開発を行った。 3.放射線誘発甲状腺がんの組織型特異性と遺伝子異常との関連では、BRAF遺伝子のV599E点突然変異が乳頭がん組織に高頻度で見られることを証明し、現在特異抗体の作成を行っている。同時にBRAF遺伝子異常のトランスジェニックマウスの作成に着手している。 4.甲状腺がんの新しい細胞内情報伝達系の異常所見として、beta-cateninの局在異常とがん化機構への関与を明らかにし、さらにp300/CBP核内遺伝子異常やサイトカインの一つであるPTHrPとその受容体の発現異常などを報告した。 5.放射線疫学調査の一貫として、2001年度の施行したベラルーシ共和国ゴメリ州における小児甲状腺がんの尿中ヨードの測定結果をカザフスタン共和国セミパラチンスク周辺と比較し、現在ではこれら旧ソ連地域にヨード不足がないことを確認した。 6.さらに現地のヨウ素欠乏の広範囲な調査結果をまとめ、放射線ヨウ素による初期甲状腺障害の予防に果たす安定ヨウ素剤の服用効果を明らかにした。 7.チェルノブイリ関連プロジェクトの総括を行い、現時点での学術共同研究の問題点と今後研究の方向性を提言し、国際的な単行本として出版した。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)