中世拠点城郭および都市遺跡の分析方法に関する学融合的研究
Project/Area Number |
15068215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Nara University (2005-2006) National Museum of Japanese History (2003-2004) |
Principal Investigator |
千田 嘉博 奈良大学, 文学部, 助教授 (70226695)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小島 道裕 国立歴史民族博物館, 研究部, 助教授 (90183805)
安達 文夫 国立歴史民族博物館, 研究部, 教授 (30321540)
玉井 哲雄 国立歴史民族博物館, 研究部, 教授 (80114297)
藤田 裕嗣 神戸大学, 文学部, 教授 (10181364)
長谷川 孝治 神戸大学, 文学部, 教授 (60124872)
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Project Period (FY) |
2003 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥30,200,000 (Direct Cost: ¥30,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥7,300,000 (Direct Cost: ¥7,300,000)
Fiscal Year 2005: ¥7,600,000 (Direct Cost: ¥7,600,000)
Fiscal Year 2004: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥7,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥7,500,000 (Direct Cost: ¥7,500,000)
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Keywords | 中世 / 城郭 / 都市史 / 絵図・地籍図 / 歴史地理学 / 考古学 / 建築史 / CG / 絵図 / 歴史地理 |
Research Abstract |
1.目的 本計画研究の目的は中世の拠点城郭と都市について、考古学、建築史、歴史地理学、歴史学、情報工学といった異なった学問分野の研究者が従来の「学際」の枠を超えた「学融合」を果たすことで、新たな分析方法を開拓し、新領域を創生していくことにある。 2.学融合の模索 そこで本年度は長崎県・原城跡を中心に「原城・島原の乱研究会」を開催し、地域の研究者に公開した。発掘成果から判明した原城の実像、原城内の籠城の具体的様相、キリシタン遺物、絵図との比較、乱の背景と国際情勢、出土殺傷人骨の形質人類学的研究などを視点に、考古学、文献史学、歴史地理学、形質人類学、宗教学の分野から学融合的に検討を進めた。この結果、籠城者の遺体に広く認められる異常な損壊は、死後の復活を阻止しようとしたためであって、幕府軍の虐殺行為と評価すべきではないことが判明した。またキリシタン遺体への過剰な損壊は、島原の乱後に起きた郡崩れなど、のちの幕府による遺体処理に受け継がれたことも確認できた。そうした成果は2006年11月10日の読売新聞で報道された。 3.CG制作 本年度も引き続き愛知県長篠城のCG制作を進めた。個別の櫓、門などをCGとして再現するところまで作業を進めた。 4.調査 国内の中世および織豊期城郭・都市遺跡に関わる現地調査・関連資料調査に加え、国外では韓国の民家調査、イギリスの都市地図調査、中国内蒙古地区の城郭都市調査を実施した。
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Report
(4 results)
Research Products
(16 results)