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宋代を中心とする中国の別集編纂に関する文学論的・社会文化論的研究

Research Project

Project/Area Number 15520224
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field Literatures/Literary theories in other countries and areas
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

浅見 洋二  大阪大学, 文学研究科, 助教授 (70184158)

Project Period (FY) 2003
Project Status Completed (Fiscal Year 2003)
Budget Amount *help
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Keywords詩文集 / 編年 / 分類 / 注釈 / 序跋 / 文人ネットワーク / 蘇軾 / 黄庭堅
Research Abstract

本研究は、宋代を中心とする前近代中国における別集すなわち個人の詩文集の編纂に関して、文学論および社会文化論の視点から考察することを目的とするものである。本年度は、四カ年に渉って計画されていた研究の最初の年度にあたっており、主として本研究の基礎をなす部分に関する研究を行った。具体的には、下記の三点からなる研究を行った。
1,宋代を中心とする中国の別集編纂に関する文献学的・書誌学的整理。特に宋代に編纂された別集に附される序跋文献資料の整理。これについてはすでに祝尚書『宋代別集叙録』が初歩的な研究を行っている。広範囲に渉って資料を収集した労作であるが、不十分な点も見受けられる。同書に漏れた資料を中心に、収集・解析の作業を行った。
2,宋代を中心とする中国の別集編纂を支える文学観に関する研究。特に、「編年」と「分類」という編纂方法、および別集に附される「注釈」に現れた文学観に関する研究。現時点で存在を確認しうるすべての宋編別集の編纂形態について、総合的な整理作業に着手した。その作業と連動する形で、宋代における別集の注釈と歴史主義的解釈学との関係に関する研究を行った。
3,宋代を中心とする別集編纂を取り巻く社会文化的背景に関する研究。特に、別集の編纂・流通・受容の実態の解明、およびそれを通して見た宋代の文人集団、文人ネットワーク、そして出版文化に関する研究。本年度は、特に北宋の蘇軾と黄庭堅の詩文集の南宋初期における流伝状況について、江西詩派なる文人集団の形成との関連を視野に入れつつ考察を進めた。
なお、本研究は、研究代表者の海外研修が決まったことにより、中途で廃止を余儀なくされた。そのため、現時点では具体的な研究成果を公表するまでには至っていないが、現在成果の一部に関する論文を準備中である。

Report

(1 results)
  • 2003 Annual Research Report

URL: 

Published: 2003-04-01   Modified: 2016-04-21  

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