遺伝子あるいは発現プロテオミクス解析を用いた婦人科癌抗癌剤耐性の分子標的の研究
Project/Area Number |
15591768
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Obstetrics and gynecology
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
寒河江 悟 札幌医大, 医学部, 助教授 (00187056)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺澤 勝彦 札幌医科大学, 医学部, 助手 (00343385)
時野 隆志 札幌医科大学, 医学部, 教授 (40202197)
工藤 隆一 札幌医科大学, 医学部, 教授 (70045409)
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Project Period (FY) |
2003 – 2005
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥2,700,000 (Direct Cost: ¥2,700,000)
Fiscal Year 2005: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2004: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 卵巣癌 / 2-D電気泳動 / プロテオミクス / 抗癌剤耐性 / cDNAマイクロアレイ |
Research Abstract |
寒河江、寺澤らは、Paclitaxel, Docetaxel、新規抗癌剤Oxaliplatinに対してそれぞれ感受性のある細胞株、それらに対する耐性株を用いて、これら細胞株に一定時間、各種抗癌剤を暴露した後、その投与前後における薬剤耐性関連遺伝子群発現のパターンの変化をcDNAアレイなどを用いて検討した。現在、CDDP、Paclitaxel、Docetaxel、254-Sに対するCDDP、Paclitaxel感受性株、耐性株の薬剤投与前後のアレイパターンを解析して、それぞれの薬剤、細胞株に特異的な遺伝子群を検討し、薬剤耐性の機序を解析している。 さらに寒河江、寺澤らは、蛋白レベルでの検討のため手術摘出物より極力プロテオリーシスの起きない状況下で蛋白サンプルを採取し、これを電気泳動により展開し、蛋白レベルでの抗癌剤耐性に関与する蛋白の変化をmRNAレベルでの変化と比較検討した。また蛋白質を2-D電気泳動で展開、分離し、2-Dマップを作製、薬剤毎、抗癌剤感受注毎にデータベース化を試みている。今後、こうしたDifferential proteomic displayにより、変化のあったスポットを酵素消化後、質量分析計あるいはシークエンサーにて同定を試みる予定である。これにより、各薬剤毎に薬剤感受性、耐性に関与する蛋白、特にアポトーシス関連蛋白を選定し、同蛋白に対する抗体の作製、及び同抗体の抗癌剤感受性及び耐性に及ぼす影響の実験の基礎としたいと考えている。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)