中間セクターの実証分析をふまえた「まちづくりガバナンス」構築の方法論
Project/Area Number |
15636013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
後藤 春彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70170462)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 太郎 小田原市政策総合研究所, 特定研究員
山崎 義人 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 助手 (60350427)
村上 佳代 日本学術振興会, 特別研究員(DC)
岡村 竹史 計画技術研究所, 研究員
鞍打 大輔 日本上流文化圏研究所, 研究員
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
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Keywords | 計画論 / 都市・地域計画 / 行政・制度 / 景観計画 / 地域社会・村落・都市 / 行政学 |
Research Abstract |
本企画研究ではまちづくりガバナンスにむけた拠点形成に向けたレビュー調査を、神奈川県小田原市、山梨県早川町において実施し、兵庫県北但地域において城崎町を対象とした企画調査を行った。 ■神奈川県小田原市 小田原市では「小田原市政策総合研究所」における研究活動を契機に市民により様々な主体の連携を促進させる中間支援組織「小田原まちづくり応援団(まちえん)」が設立されるまでの経緯のレビュー調査を行った。まちえんでは毎月開催の「まちえんカフェ」やまちづくり講演会「まちえん学校」などの開催を通じて、様々な主体の連携を促してきた結果、「小田原おでんの会」や「着物でまちあるきの会」など様々な市民活動が生まれており、市民による自律的な中間支援組織の有用性が伺えた。 ■山梨県早川町 早川町の日本上流文化圏研究所において、地域資源の発掘を目的とした町民インタビュー調査「2000人のホームページプロジェクト」を6集落88名に対して実施するとともに、これまでの取り組みをレビューした。その結果、まちづくりに活かすべき地域資源や解決すべき課題などが、地域住民一人ひとりの個のレベルから明らかとなっていることがわかり、まちづくりガバナンスを進めるための基礎的情報を蓄積する仕組みとしての有用性が伺えた。 ■兵庫県城崎町 1市5町での合併を2005年に控える城崎町では、本年度から「きのさき・このさき100年計画」の策定作業を始めた。この計画には新たな自治組織を中心とする多様な推進主体のためのシナリオの役割があり、策定作業は新しいガバナンスの検討と同時に進められている。地域の人々と活動体験を共にし、情報を整理して提示し、多くの検討の場を設けることで、小さくとも自主的なまちづくり活動を支援することを目的とし、多様なまちづくり主体の参画による連続ワークショップ、オーラルヒストリー調査を実施した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)