Project/Area Number |
15650109
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Rehabilitation science/Welfare engineering
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
長南 征二 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20005424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 真美 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80271873)
菊地 克子 (菊池 克子) 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50250759)
王 鋒 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (80323046)
猪岡 光 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (20006191)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,100,000 (Direct Cost: ¥3,100,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 点字 / 視覚障害者 / センサ / 機能性材料 / 信号処理 |
Research Abstract |
本研究は視覚障害者特に後天性視覚障害者の点字学習支援となる点字読み取りセンサシステムの開発を行うものである。 連続文字読み取り可能なセンサシステムの開発を行うために,高分子圧電材料(PVDF)フィルムを受感材としたセンサを用いサーボモータで駆動されるスライダ機構に搭載し,様々な走査速度で点字上を掃引した。前年度の結果より、走査速度を変化させても、センサ出力の変化は反応時間および出力変化に差が現れるものの、時間と振幅について無次元化することによって、単文字波形と大きく異ならない特徴が抽出でき、単文字への切り出し用条件を用いる事により連続文字から単文字へ切り出す事が可能である事が確認された。本年度はこの結果を基に認識アルゴリズムについて検討および性能実験を行った。単文字として切り出された信号への処理として,各文字波形をベクトル形式へ変換することを考えた。切り出された各文字波形は,データ長が均一でなかったりするためそのままでは扱いにくく,切り出された各文字波形を低次の適切なベクトルへ変換することが必要である。またベクトルへの変換としては,波形の伸縮や起伏の特徴の変化等が生じることを考慮し,このような影響を抑制可能な方法が望まれた。そこで本研究では切り出された文字波形の内で変換に必要な部分を指定し、その部分内でm個の区間に等分割し区間ごとに電圧値を平均化したものをベクトルの成分とし、さらにその部分でのベクトルの成分の絶対値の総和で除す正規化m分割処理を行いベクトルとした。さらにこの上述の入力用のベクトルを同手法で用意したテンプレートベクトルと比較する事により識別結果を得るテンプレートマッチング法を識別器とした。これらの認識アルゴリズムを用いて行った性能実験より走査速度によらず90%の正解率が得られる事が確認された。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)